2013年12月25日水曜日

心も温まる東部海岸傾斜面を発掘調査中! その先には謎の大穴あり。

みなさん。サンタクロースさんにプレゼントもらえましたか?
私はもらえましたよ。。ゥフフ。。

寒い北風が身にしみる季節が深まってきました。


先日「鵜島ダック」 能島城襲撃事件の後も、南斜面で暖かい海を望みながらの調査作業も進んでいます。

こちらの場所は、クヌギの木の葉っぱが唯一、多く残っている場所。季節風がそれほど当たらず、まだ頑張っている木が2本あるところです。

草を刈ると通路のような形状。早速掘ってみると、以前紹介した北部船溜り斜面の通路によく似た通路状の遺構と思われるものを、現在丁寧に調査中。岩盤を人為的に削りだしたものです。


このトレンチを設定する以前に、南側斜面をカニ歩きで調査。
もろい岩盤がむき出しになっている場所が多く、写真奥から先は、特に急斜面になります。

  草木のトンネルを抜けると想像を絶する急斜面



カメラを水平にして北側から見た傾斜角度

 
ひとが作業している部分が、木をつかんで登ると何とか通れる感じです。
 
この通路を追いかけた先には、謎の大穴が存在します。
 
 
  
博物館から見ると、こんな感じです。実際に登れそうな斜面からカニ歩き(緑の線)で登ってみると、ちょうど赤矢印のトレンチの場所にたどり着きます。
 
通路(登城路)と推測される遺構が確認された場所は船溜り斜面、今回の東部海岸斜面。
残るは、新年1月から始める南部平坦地~郭Ⅱ(二ノ丸)にかけての通路発見に期待がかかります。
 
 能島城も広葉樹を中心とした木々の葉が落ち、お城らしくなってきました。(D)