2014年10月31日金曜日

サイクリストバリィさん と かげちかくん

10月26日()の「 しまなみ国際サイクリング大会 」 も 地元住民力によって大成功を収め、しまなみのPRになったことでしょう。


昨年のサイクリストバリィさんはこちら ⇒ http://suigun-staff.blogspot.jp/2013/09/ver10.html

しばらくバリィさんは登場しませんでしたが、博物館にはいつも旬なバリィさんがお出迎えしております。


先日、登場した「かげちかくん」も大小さまざまなバージョンが登場予定です。

もっと大きな着ぐるみで博物館をPRしたいですが、手作り感満載のかげちかくんで皆様をお出迎えする予定です。(D)

2014年10月26日日曜日

視界良好

本日は、しまなみサイクリング大会が開催されますね。

世界に類のない美しい島々を観ようと、全国各地から人々が集まってきています。


能島の定期草刈に行くと、能島から宮窪の沿線を奔るサイクリスト達の姿を望むことができます。地元では「一ノ瀬」と呼ばれる眺めの良い場所から、ほとんどのサイクリストが一旦、脚を止めてコチラ「能島城」を眺めていますね。

私たちは、維持管理のため能島に上陸し、草刈やメカケを行っています。今年は雨が多かったこともあり、あまりの草の多さに閉口しましたが、この時期になると伸びもだいぶ落ち着いてきました。

今年も能島の雑木伐採は引き続き行われ、平成27年1月以降、博物館からよく見える東部海岸側を伐採する予定です。

その予定地である東南出丸から鯛崎島を覗くと。。


能島(東南出丸)と鯛崎の間は引潮の流れが絶品の場所ですが、高い樹(クヌギ)が視界の邪魔になっているのは明らかです。
 
来年の春以降は、ココ東南出丸を始め、本丸から見る博物館方向の眺めもすごくよくなるはずです。( 一目でただの島ではなく、人工的に加工・造成された中世の海城 )
 
  コチラの写真は、伐採前に郭Ⅲ(三の丸) 休憩場所から撮った状況。
 
クヌギの木を伐採後、同じような場所から撮っていますが、視界は良好です。
 
 
クヌギが再び大木にならないようにメカケ作業は続きます。(D)

2014年10月21日火曜日

香川照之さんが撮影で来館!11月8日放送!!

なんとなんと、人気俳優の香川照之さんが、テレビ番組の撮影で村上水軍博物館に来られました。しかも、私Kと香川さんが対談をしながら、展示室を観覧するという内容。

香川さんご出演の番組はこちら↓

テレビ朝日系列中四国ブロック特別番組
村上水軍と塩飽水軍 海の覇者 瀬戸内海賊ヒストリー
放送日時 2014年 11月8日(土) 午後2時~2時55分
出演者 香川照之さん
公式ホームページ http://www.ksb.co.jp/kaizoku1108/index


電話で初めて話を聞いたときは、ウソでしょ?と半信半疑でした。
テレビ局の方が打ち合わせに来られても実感がわかず、あっという間に撮影当日。

初対面は暗い展示室の中でした。(わっ、本物だ!どうしよう。)

心の準備もできぬまま撮影開始・・・。
今まで経験したテレビの撮影で一番緊張したのは間違いありません。
だって本物の香川照之さんが目の前にいるんですよ。

その時の様子がこちら。初対面からほとんど時間が経っていません。
香川さんがKを見つめ続けています。緊張しますよね。



展示品を見ながら、村上水軍の歴史についてお話をしました。鋭く、かつ的確なご質問に、そして香川さんの眼力に、終始タジタジでしたが、とても気さくな方でしたので、緊張しながらも楽しくお話ができました。

こちらは3階展望デッキでの撮影の様子。


村上水軍博物館パーツの締めくくりの撮影だと伺いましたが、決めゼリフが本当にかっこ良すぎて・・・。(よし、放送後にマネをしよう。でも香川さんだからかっこ良いんだろうな。)

放送をお楽しみに^^

撮影の合間には、博物館のスタッフや、たまたま来ていた地元の子供たちに優しく言葉をかけてくださり、和やかな雰囲気で館内の撮影が終わりました。

次は潮流体験です。

ライフジャケットを着用して乗船。私Kは香川さんの隣に座りました。いろいろなお話をしながら(撮影をしながら)、潮流体験を楽しみました。この日は大潮ではなく、マックスの半分ほどの流速だったのですが、初体験の香川さんは大興奮!「瀬戸内海は楽しい!」と、とても喜んでおられました。

「みんなで撮ろうよ」と香川さん。


無事に撮影は終了し、移動の車に乗りこんだ香川さんでしたが、わざわざ出てきてくださり、私Kと握手をしてくださいました。

緊張しっぱなしでしたが、夢のようなひとときでした。

最後にもう一度告知です↓

テレビ朝日系列中四国ブロック特別番組
村上水軍と塩飽水軍 海の覇者 瀬戸内海賊ヒストリー
放送日時 2014年 11月8日(土) 午後2時~2時55分
出演者 香川照之さん
公式ホームページ http://www.ksb.co.jp/kaizoku1108/index

ぜひご覧ください!

K

※写真は瀬戸内海放送さんからご提供いただきました。くれぐれも転載はおやめください。

2014年10月19日日曜日

山陰 尼子氏の居城 「月山富田城」へ

先日の山城サミット参加の前日、夏休みをいただき「かげちかくん」と一緒に、こっそり登城してきました。


10年ぶりの登城ですが、まずは前回行けずじまいであった麓の資料館を観覧。お勉強します。

ココは 山中御殿平 というものすごく広い郭。

山城サミット鳥取大会と同日の9月28日()に忠臣 山中鹿之助 を偲ぶ広瀬町の伝統行事 「 幸盛祭 」  http://www.yasugi-kankou.com/cal_detail.php?view=5163&id=384 が行われるそうで、町の職員さんが舞台の準備中。今年の大河ドラマに出演された俳優さんのトークショーが行われるようです。


熱血職員さんらしく、お城の現況や今後の維持管理、活用も含めて精力的に進めていきたいと熱弁されていましたね。

 
私は各史跡の看板やルート表示などにも目を配り、能島城内の案内板整備等、今後の参考にさせていただきました。


山道をどんどん上がってきます。古い段階から整備されているのか、石畳の階段で登りやすかったですね。途中、平日にも関わらず年配夫婦の方とすれ違いました。


やはり山城の醍醐味は、ココからの眺めでしょう。
 

二ノ丸には建屋が再現されています。中を覗いてみると。。


休憩できるスペースが確保されていますね。
山頂部分まで登ると、屋根のあるところでゆっくり休みたい時もありますから。。


最近、山城に登るとよくこういった書き込みのノートが置かれていますね。かげちかくんも連歌を。。
急には思い浮かばず、かげちかくんの父「武吉さん」の句を引用させていただきました。


本丸からの眺めは若干違います。二の丸との間には大きな堀切と修復された石垣が残っています。



本丸で気づいたのですが、かげちかくんの右足のワラジがない?? 登城途中で紛失してしまったようです。

帰り道足元をよく確認しながら下ったものの、結局見つかりませんでしたが、少しは見聞が広がったかな?

この後、周辺の史跡も散策し、夕方には山陰最大の温泉郷「皆生温泉」で湯と食を堪能しました。

私は各地のお湯もついでに?堪能するのですが、ココ「皆生(かいけ)温泉」は今の所、No.1の湯と自認いたしました。(D)

2014年10月15日水曜日

【重要なお知らせ】10月18日(土)講演会の内容変更について

【重要なお知らせ】

10月18日(土)に当館で開催をいたします愛媛大学考古学研究室第14回公開シンポジウム・今治市村上水軍博物館開館10周年講演会『弥生・古墳時代の芸予諸島:環境と人間』につきまして、一部内容の変更がございます。

田中良之先生(九州大学大学院教授)のご講演「人骨から見えてくる原始古代」が、やむを得ない事情により、急きょ中止となりましたので、お知らせさせていただきます。

村上恭通先生(愛媛大学法文学部教授)のご講演「芸予諸島沿岸地域における環境変化と遺跡形成:弥生・古墳時代を中心に」および講演会後のギャラリートークは、予定通り開催いたしますので、ぜひご来場ください。


開始時間(午後1時30分から)に変更はございません。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

今治市村上水軍博物館

3世紀の人骨は何を語る…シンポジウム『弥生・古墳時代の芸予諸島:環境と人間』

10月18日(土)午後1時30分から、表題のシンポジウムを開催します!
愛媛大学考古学研究室第14回シンポジウム・当館開館10周年記念講演会です。


田中良之先生(九州大学大学院教授)
人骨から見えてくる原始古代

村上恭通先生(愛媛大学法文学部教授)
芸予諸島沿岸地域における環境変化と遺跡形成:弥生・古墳時代を中心に

村上海賊が台頭するはるか昔、
芸予諸島の海民たちがみた原風景とは。



聴講無料、申し込み不要、先着100名です。
詳しくは下記のチラシをご覧ください!
http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/063/20141018.pdf


K

2014年10月12日日曜日

山城サミット 鳥取大会

午前中は、サミット参加自治団体の間で会議と意見交換。

各加盟団体から史跡整備における諸問題をくみ取り、事務局が参考諸例として冊子にまとめる試みを提案され、情報の共有化が図られるそうです。

午後からは、山城サミット記念落語、著名な先生の記念講演、鳥取市担当者による鳥取城の説明、パネルディスカッション、山城サミット宣言 ( 次回開催地 滋賀県 米原市 ) で閉会となりました。


まずは、会場入口で鳥取城山城部分の模型が目を引きます。中世城館の様子がよくわかりますね。


 
 
お城好きで有名な笑点出演の S氏による山城サミット開催記念落語が開催されるためか、開始前から一般市民の方々も詰めかけていましたよ。開始直前には1200人以上の人が。。。
 
 
ご自身と鳥取との関わりやエピソードを交え、お堅い話ではなく、笑を取り入れたわかりやすい落語でした。
 

続いてサミットの記念講演会は、大河ドラマの時代考証やTVでおなじみの静岡大学名誉教授による「軍師官兵衛の時代と鳥取城 ~時代考証の立場から~」と題する講演が行われました。

「よくある地名などは、後世に名づけられた場合が多く、太閤ヶ平など当時はそのような名前ではなかった。ドラマなどでは当時の名前を使うよう時代考証を考えるようにしている。特に信長の時代はオーストラリア大陸が発見されていなく、よく使われる地球儀や地図にはそのようなものは描かないように指導している。」などなど。

 
 序盤では、滋賀県立大教授 そして 女性城郭ライター  の2人司会、パネラー4人でパネルディスカッションが行われました。
その内容は
  観光と史跡保存の問題 
 ・地元民が史跡を理解し、史跡自体に誇りを持ってもらう。
 ・史跡の情報を網羅できるように情報館の設置に努める。
  (能島と水軍博物館セットのような)
 ・情報発信の重要性。地元民が保存、活用に直接関われる場を設ける。
  史跡の活用方法
 ・史跡の散策ルートマップの作成と同時にゆかりのある場所の掲載。
 ・またグッズなど女性の観点を取り入れた情報発信の必要性。
 ・史跡内のルート時間情報の表示、現在地表示の小看板、トイレの設置 
 
など、今後の能島城保存整備活用事業の参考になるような内容で、勉強になりました。
 
 最後にまとめとして、文化財はやはり本物に価値があり、希望としてはできる限りの復元を遂行。市民と行政が史跡・観光・地域のほこりを持てるよう共通認識で締めくくりました。

次年度は滋賀県米原市で開催です。(D)

 




2014年10月9日木曜日

SWITCHインタビュー 達人達(たち)「杏×和田竜」(NHKEテレ)の放送日迫る!

村上水軍博物館や能島などで撮影されました下記の番組が放送されます。『村上海賊の娘』の著者・和田竜さんと、女優の杏さんの対談です。ぜひご覧ください!

NHKEテレ1
10月11日(土) 午後10時00分~午後11時00分
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「杏×和田竜」
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/


私Kは、この夏に行われた撮影にご一緒させていただきました。
撮影の合間にも、熱心に展示物をご覧になられている杏さんの姿がとても印象的でした。
和田先生にとりましては、勝手知ったる村上水軍博物館。もはやKの出る幕はございません^^
『村上海賊の娘』の大ヒットのおかげで、当館の入館者は倍増しています。
本当にありがたいことです。

注目の対談。とても楽しみにしています。ぜひご覧ください!

K

2014年10月5日日曜日

特別展『芸予諸島・海民文化の考古学』開幕!





村上海賊が登場するはるか昔。
 海民たちが経験した芸予諸島の原風景とは。

今治市・上島町・愛媛大学が共同で企画・開催を行う特別展が始まりました!
10月4日の初日には、上島町の上村俊之町長、愛媛大学の柳澤康信学長、そして今治市の菅良二市長(代理で高橋実樹教育長)が出席され、盛大にテープカットを行いました。

その後、企画を担当された愛媛大学法文学部教授の村上恭通先生による展示解説がありました。
観覧料は無料です。ぜひ多くの方にご覧いただければ幸いです。

展示解説図録も無料で配布しています。フルカラー16頁の力作。ぜひ当館の受付までお尋ねください。

しかも今回は巡回展です!
★村上水軍博物館会場 10月4日(土)~11月3日(月・祝)
★愛媛大学ミュージアム会場 11月15日(土)~12月25日(木)

詳しくはチラシをご覧ください!
↓↓↓
http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/063/chirasi.pdf


数日前に行った展示作業には、愛媛大学考古学研究室の3回生のみなさんが手伝いに来てくれました。博物館実習さながら、真剣に作業を行っていました。また学生さんが作った地図なども活用しています。ぜひご覧ください!


さらに!
10月18日には、『弥生・古墳時代の芸予諸島:環境と人間』と題した関連講演会があります。

3世紀の人骨は何を語る

詳しくはチラシをご覧ください!
↓↓↓
http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/063/20141018.pdf


村上海賊が登場する前にも、この芸予諸島には海に生きた人々の歴史がありました。
多くの方にご来場いただければ幸いです。