7月1日より開催中の、
企画展「守る海賊から船手組へ」!
中世(室町・戦国時代)の村上海賊と、
近世(江戸時代)の船手組村上氏の展示ですが、
中世の守る海賊では、
中世の瀬戸内海で活躍した村上海賊が、
いわゆる「パイレーツ」とは異なり、
「守る」という役割を果たしていたことを、
関連資料を踏まえて紹介しています。
今回の展示で大きく取り上げているのが、
花嫁を守る海賊
です!
時は1581年、本能寺の変の前年のことであります。
中国地方の覇者毛利輝元と、
伊予(愛媛)の河野通直は、
友好関係を深めるため、
毛利輝元の姪が河野通直のもとに嫁ぐことになりました。
政略結婚と言われるやつです。
戦国、乱世を感じますね。(ヒエェェーーー!!!)
←関連系図
中国地方から伊予に嫁ぐということで、
この花嫁(毛利輝元姪)は、輿入れするために、
瀬戸内海を渡ったということなんですが、
その時にこの花嫁を守っていたのが、
村上海賊(能島村上氏)なのです!(ドヤ!)
村上海賊は時として、こうした要人を「守る」、
今で言うところのSP(Security Police)
のような活動もしていました。(DOYA!)
今回の企画展では、
婚姻の翌年に、毛利氏重臣が村上武吉(能島村上氏)に、
花嫁警固のお礼を述べている手紙を、展示しています。
※写真の左の古文書です。三原に出張していたため、複製を展示しておりましたが、帰館しましたので、先日から原本を展示しております。おかえり!!
瀬戸内海を渡って輿入れする花嫁を村上海賊が守ったということですので、
講演などでこの話をするときには、
瀬戸の花嫁を守る村上海賊!!
などと紹介しております。
こうした海賊が活動していた事例も、このように
「瀬戸の花嫁」という言葉を使うことによって、
少しはとっつきやすいものになるかと思います。
「瀬戸の花嫁」という名曲のおかげです。
こちらに来てから、「瀬戸の花嫁」をよく耳にしますが、
その度に美しいメロディーラインに心癒されます。
そんな名曲「瀬戸の花嫁」を作曲された平尾昌晃氏が、永眠されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
私は趣味で喇叭を吹いておりますが、
平尾昌晃氏が、音楽を監修された某ドラマシリーズの喇叭は、私の永遠の憧れです。
あんな哀愁漂う音をいつの日か出すことができれば、、、
夜な夜な喇叭を吹いております、、、
学芸員O
2017年7月28日金曜日
2017年7月20日木曜日
本日の南海放送「ニュースチャンネル4」で村上水軍博物館が特集されます
本日の南海放送「ニュースチャンネル4」で村上水軍博物館の日本遺産に関する特集が放送されます。学芸員の活動にスポットを当てた特集になっているそうです。番組ホームページで予告動画が配信されています。
【放送日時】 7月20日(木) 午後6時15分以降の予定
【番 組】 南海放送「ニュースチャンネル4」
【放送日時】 7月20日(木) 午後6時15分以降の予定
【番 組】 南海放送「ニュースチャンネル4」
2017年7月16日日曜日
2017年7月6日木曜日
博物館実習を行っています
村上水軍博物館では現在、博物館実習生を2名受け入れています。
お二人とも大学4年生。学芸員の資格を取得するために必須となるのがこの実習です。
私Kも十数年前に実習をいたしました。懐かしいです。
昨日は、博物館による情報発信の仕事を体験してもらおうと、今治のコミュニティ放送「FMラヂオバリバリ」に電話で生出演していただきました。
実習先になぜ村上水軍博物館を選んだのですか?という質問の答えを通じて、しっかり博物館の宣伝をしてくれました。
実習は8日(土)まで行っています。
企画展「守る海賊から船手組へ―村上海賊、その子孫と瀬戸内海-」開催中ですので、ご覧いただくとともに、もし館内で実習生に出会いましたら、温かい声をかけてあげていただければ幸いです。
K
お二人とも大学4年生。学芸員の資格を取得するために必須となるのがこの実習です。
私Kも十数年前に実習をいたしました。懐かしいです。
昨日は、博物館による情報発信の仕事を体験してもらおうと、今治のコミュニティ放送「FMラヂオバリバリ」に電話で生出演していただきました。
実習先になぜ村上水軍博物館を選んだのですか?という質問の答えを通じて、しっかり博物館の宣伝をしてくれました。
実習は8日(土)まで行っています。
企画展「守る海賊から船手組へ―村上海賊、その子孫と瀬戸内海-」開催中ですので、ご覧いただくとともに、もし館内で実習生に出会いましたら、温かい声をかけてあげていただければ幸いです。
K
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