前回の「毛利輝元書状」、折っていただけましたか?
完成するとこんな感じになるはずです。
Mの母が折ったもの |
前回の答え
①右下の部分だけ色が違うのはなぜでしょう?
→折りたたんだ時に一番外側になる部分でしたね!
一番触られる部分でもあるので、汚れや毛羽立ちがあったりします。
古文書を見た時、どこが汚れているか探してみると、折られ方が分かるかもしれませんね!
②下半分の文字が逆さまなのは、どうやって書いているからでしょう?
→文字が書ききれなくなったのを、裏返して続きを書いていたからです。
改めて前回折ったものを見てみてください。
半分に折ったものを横方向にひっくり返すと、下半分の文字の方向も上→下になりますね!
そもそもなぜ半分に折って書いているのでしょうか……🤔??
お手紙を書いて、一枚で終わってしまったとき、白紙の二枚目を一枚添えると丁寧だと言われていますよね。
この古文書は、半分に折ることで、白紙を添えることを省略しているのです。
このように、半分に折って書かかれたものを「折紙(おりがみ)」といいます。
毛利輝元書状(個人蔵・村上海賊ミュージアム保管) |
一方、紙一枚全体を使って書かれたものを「竪紙(たてがみ)」といいます。
毛利輝元書状(個人蔵・村上海賊ミュージアム保管) |
この「竪紙」の方が基本の形で、「折紙」よりも丁寧な形式です。
「竪紙」「折紙」以外にも、さまざまな形の古文書がありますが、長くなるので今回はここまで😅
こんな形のもあります |
今回のブログの内容もまとめています。
コピーされる方はご利用ください😊
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次回は、いよいよ古文書の中身を見ていきます!
しかし、次のM担当はまだ先(5月14日・15日予定)なので、お時間のある方は先に中身を見ていてください!
☆★☆レッツくずし字チャレンジ☆★☆
(問題をつくったので、暇つぶしにどうぞ)
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M