個人的なことですが、周りは今、おめでたいニュースだらけです。
年齢のせいもあるのかもしれませんが、結婚・出産ラッシュ。
高校卒業したのがつい2、3年前な気がしていましたがもう10年近くたっているなんて。
時間が経つのは早いものです。
さて、つい最近も出産のおめでたいニュースがありました^^
いつ生まれるんだろうとみんなでわくわくしていたんですが、
館長をはじめ、島生まれのスタッフが不思議なことを言い始めたのです。
「○○日の満潮っていつ?」
「○○時ごろなのでそれくらいですね」
不思議に思って詳しく聞いてみると
なんと、満潮の時間に子供が生まれる確率が高い!
との事。
どうもこのあたりでは常識のようです。
個人的には衝撃でした。
山で生まれ育ったせいか、潮の満ち引きが出産の時間に関係あるだなんて聞いたことが無かったんですよね・・・。
実際どうなのかgoogle先生に聞いてみました。
すると、
でるわ、でるわ。
私が知らなかっただけで結構有名な話だったみたいです。
特によく出てくるのが大潮と出産の関連性。
皆さんご存知の通り、そもそも大潮になるのは、月の引力が大きい時です。
確かに海の満ち引きが月の引力の影響を受けるのなら、人間も80%は水なのだから多少は月の引力の影響を受けたとしてもおかしくないかもしれません。
しかし化学的に分析したり、統計を取っているようなものは結局見つけられず・・・
もしかしたらただの迷信かもしれません。
でも、昔からずっと言われているのならもしかしたらなにかあるのかも!
なんて思ったり。
ちょっとスピリチュアルな話になってしまいましたが(笑)
ちなみに月の満ち欠けと潮の関係については昔の人も知っていたらしいです。
(月の周期(28日)で読んだ暦が太陰暦ですね)
特に瀬戸内の海に生きる海賊にとっては最も大事な事柄の一つ。
村上水軍には潮汐早見表なんかも伝わっているんですよ。
それがコレ。
操潮時図
当館学芸員が復刻したものです。
旧暦の日にちに合わせると、
何時に干潮で、満潮か分かるようになっています。
例えばこの画像なら、
旧暦の14日だと、未の刻(午後2時)と丑の刻(午前2時)に満潮を迎えて
辰の刻(午前8時)と戌の刻(午後8時)に干潮を迎える。
という感じ。
昔の人ってかしこい!
海と生きる人達は、こうやって昔から潮と関係深い生活を送っていたのかもしれません。
そう思うと出産と潮の満ち引きの関係に気付いても、おかしく無い気がしますね。
・・・・と、まあ、さんざん語ってはきましたが。
最近子供が生まれた人に聞いてみると、出産時刻は大潮にも満潮にも全く関係ありませんでした(笑)
やっぱりみんな一概にそうとは言えないようです。
スタッフYでした!