2016年5月1日日曜日

GW村上水軍博物館のみどころ紹介☆リニューアルされた常設展示☆

村上水軍博物館は、3月末に常設展示室の展示品や解説パネルを大幅に入れ替えました!

今回はリニューアルのポイントをいくつか紹介します。

まずは年表。内容を見直し、屏風型に仕上げました。
年表は2つ作りましたので、イベントにも出展可能!

「ほうろく玉」ってよく聞くけど、どんな武器?という声にお応えし、イメージ復元しました。
実物は残っていないので、江戸時代の史料などを参考に。

村上海賊の活動拠点を紹介する大型パネルをリニューアル!
これを見ると、村上海賊全盛期の勢力範囲や関連する海戦、
関連する地域や通行料を徴収した港などが一目でわかります。情報盛りだくさんの地図です。

現存する村上海賊の2点の通行許可証「過所旗(過所船旗)」の原寸大レプリカも揃いました。

本屋大賞受賞作、和田竜さんの著書『村上海賊の娘』の題材となった
「第一次木津川口合戦」のコーナーを作りました。

リニューアルのメインは、第3室「発掘!海賊たちの遺跡」。
この10年の発掘調査で明らかになった、村上海賊の海城「能島城跡」の実態を紹介しています。

海賊は意外と文化人だった!
能島城から出土したお香や茶の道具、海賊たちが詠んだ連歌などを紹介しています。

映像コーナー「ちょっと潮待ち」の展示スペースに、能島城研究の歩みや、
友浦地区の中世文化財を紹介する特集コーナーを設置しました。

村上家記念室は、「能島村上家の至宝」と「村上海賊の行く末」のコーナーを作りました。
豊臣秀吉の朝鮮出兵、関ケ原合戦、江戸時代の能島村上氏の活躍を、
時代を追って紹介しています。

このほかのコーナーも展示替えをしていますので、あらためて紹介します。

最新の研究状況を反映した常設展示になっておりますので、ぜひご覧ください!





☆明日5月2日(月)は臨時開館!