4月26日(土)の午後、村上水軍博物館 が誇る学芸員 「軍師K」 プロデュースの和田竜先生講演会が盛大に開催されました。
4月4日から配布開始した整理チケットは、 今年の本屋大賞決定後、翌日には完配。
当日、朝は入口から長蛇の列。定員の都合上、入場整理チケットをお渡しできなかったお客様におきましては、関係者一同、心よりお詫びを申し上げます。
まずはじめに、村上水軍博物館の村上武吉ことT司会のもと能島水軍太鼓とほら貝の豪快な怪音によって開幕いたしました。
今年の本屋大賞受賞セレモニーのあと、歴ドル美甘子さんと和田竜先生との対談。
本屋大賞受賞後初めての講演となり、率直なお気持ちを披露。広島時代の水軍に対するイメージや小説誕生までのエピソードなど、美甘子さんのコーディネートでスムーズに対談が進み村上水軍の魅力について語っていただきました。
和田竜先生は、実際に当博物館の取材や資料調査にお越しいただき、潮流体験なども体感されています。最近では、館長の案内で、能島城にも上陸されていますよ。
主人公「景姫」を仕立てるためのエピソードや第1次木津川口の戦いの様子などなど、執筆の際、多くの資料を1年以上かけて入念に収集され、受験生のように勉強されていることがわかります。
小説の中には「〇〇〇」によれば、と参考文献がたびたび登場します。歴史の初心者でも大変わかりやすく、リアリティのある小説であるということがわかります。
今回の対談では、小説を読んでいたら より理解が進んだのではないでしょうか。
このあと、村上水軍博物館が把握している限りでは、実に約400年ぶりの村上水軍御三家 ( 能島、来島、因島 ) 現当主3人が一堂に会することになり、400年前からのエピソードや小説に関連したことなどを中心に、短時間で質疑がなされました。この小説をきっかけに三家の交流が深まっていくといいですね。
村上水軍御三家の肖像画を背景に会場は盛り上がりましたよ。400年たっても変わらぬ。。。。
楽しいトークショー形式のため、途中退席の方もいなく、この後お楽しみ抽選会を開催。
村上水軍秘伝の必殺「焙烙玉」の中から、入場整理券5枚を抽選。いずれも今治市内住在の方に限定5枚の特製サインがプレゼントされました。
限定5枚の特製サインの他に、コーディネーターである美甘子さんへのサプライズハッピーバースデー !! 美甘子さん以外の台本では号泣シーンをあらかじめ想定 !! 感極まって号泣されたようですが、和田先生のフォローもあり、会場も和みましたよ。
最後の締めは「勝ち鬨を挙げる!!」 村上武吉の「エイエイ」。和田先生、美甘子さん。そして舞台の赤い陣羽織を着た村上水軍博物館ボランティアスタッフ「せんどうさん」、会場のみなさまで「オー」の掛け声をご唱和。
能島水軍太鼓と銅鑼、ほら貝の音が鳴り響き、最高潮にて閉幕いたしました。(D)