2014年2月16日日曜日

能島城 盗掘事件簿

数日間業務の都合で、留守がちだった能島。

この日の朝、いつものように発掘作業をしているトレンチ。
ブルーシートを別の場所へ保管しようとしているその時。あれれ…

風抑えのための土嚢を調達しようと付近のトレンチに向かうと、あるはずの土嚢が動かされていたのです。

作業員さんが取り除いたのかなと思いつつ、その土嚢を取りに行くと、なにやらその周辺が掘りちらかされているではありませんか…!?


 よく見ると、ブタの足爪のような痕跡。これは…!!

 間違いなく、動物の仕業で、人間の行為ではありません。


周辺をさらに調査すると、本丸に上がるための仮設土嚢階段も上側が意図的に壊され、下に転落しているようです。


既存の階段も所々掘削の被害に。。


 
  本丸などは、私たちが積み上げた重い土嚢をわざわざ押しのけ、エサを探しているようです。


 
その後、郭すべてを調査した結果、矢櫃(郭Ⅴ)を除くすべての郭で同じような行為を。。。

桜の木根を中心に物色していることから、能島でも豊富に埋蔵している「ミミズ」などを狙ったものと断定!!

その犯人とは??  もうお分かりですよね。
最近、宮窪の国道で見かけた動物「イノシシ」と断定しました。

以前から発掘作業員さんの中で、イノシシらしき足跡を海岸部で見かけたことはあったそうですが、今回のような光景は初めてだそうです。

幸い、発掘調査中のトレンチはブルーシートで覆われているため被害はなかったものの、注意しないといけません。


この後、上陸地点把握のため、さらに海岸部を調査すると、通年波が穏やかな北部の船溜まり周辺に、被害地点が発見されました。。


海岸部に降り立ってみると足跡があるわけでもなく、今日(2月6日)以前の出来事だったのでしょう。

この海岸斜面には、すべり降りた形跡が認められないことと、あまり荒らされていないことなど、よくよく考えて検証してみると、上陸地点であった可能性があるわけです。

能島周辺の潮の流れや距離を考えると、この砂浜にたどり着くには、「鵜島ダック」のように隣の鵜島、もしくは伯方島からたどり着いた可能性が極めて高いという点です。

犬かきで泳ぐ「イノシシ」は、アヒルのように泳ぎが達者ではない??ので、やっぱり鵜島から来たのでしょう。

地元作業員さんの話では、最近鵜島にもイノシシが増えてきているとのこと。

イノシシもアヒルのように潮目を見計らって上陸しているのでしょうか?

発掘作業中に「アヒル」などのかわいい動物に遭遇するのは、癒しになるものの、「イノシシ」に遭遇するのは、勇気がいりますね。(D)