2017年12月7日木曜日

企画展「伊予国府を考える」12月9日(土)開幕!

企画展「伊予国府を考える―今治平野の古代遺跡、その分析と国府発見への試み―」が12月9日(土)午前9時に開幕します。


今治市・今治市教育委員会・公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センターが共同で開催する巡回展。朝倉ふるさと美術古墳館からやってきました。本会場が最終です。

「古代」とは、おおむね飛鳥時代、奈良時代、平安時代の頃を指します。展示されている出土品の年代は7世紀後半から10世紀。約400点の実物資料が、所せましと並んでいます。


「国府」とは、中央が地方を支配する拠点。
伊予の国府は「越智郡」にあったと平安時代の史料には書かれており、「国分寺」があることや、地名などの検討から今治平野が有力視されています。しかし、いまだそのエリアは特定されていません。

今治平野内であるならば、考古学的にはどの地域が有力地となるのか。
みなさんも、遺跡の解説や出土品をご覧いただき、ぜひ一緒にお考えください。

なお展示解説パンフレット(無料)を用意しておりますが、部数に限りがあります。
お一人様一冊に限り、2階受付にてお渡しさせていただきます。お早めにお求めください。

2017年10月20日金曜日

尾道・今治巡回特別展「瀬戸内海の覇者 村上海賊の武具」明日開幕!




特別展「瀬戸内海の覇者 村上海賊の武具」が明日開幕します!
能島・因島村上家に伝わる甲冑や刀剣類のほか、今回は愛媛県美術館が所蔵する伝久留島家甲冑(江戸時代)も展示しております。

この展示は、先行しておのみち歴史博物館で開催されましたが、
当館オリジナルとしまして、
能島城や見近島から出土した村上海賊時代の甲冑のパーツや
鉄でできた鏃(矢じり)などを展示しています。

会期は11月19日(日)まで。月曜休館です。
ぜひご観覧ください!

K

2017年10月2日月曜日

本日10月2日(月)は臨時開館しています

本日10月2日(月)は通常休館日ですが、えひめ国体開催中につき、臨時開館しております。開催中の特別展「村上海賊の城」は10月10日までとなっております。多くのお客様のご来館をお待ちしております。

2017年9月23日土曜日

特別展『村上海賊の城』~注目!「来嶋落城」と書かれた古文書【続編】~

以前のブログで紹介しました、
今回の特別展で展示しております、
「石谷家文書」
「来嶋落城」
と記された古文書。
















この手紙が出されたのは
1583年(天正11年)3月です。
「来嶋落城」とあるのは、
前年(1582年)、本能寺の変より少し前に、
それまで河野氏に仕えていた来島村上氏の村上通総が、
羽柴秀吉の勧誘を受けて、河野氏から離反しました。
それを受けて、河野氏と毛利氏(河野氏と友好関係)は、来島城を攻撃します。
来島城攻撃には、能島村上氏も前線に参加していました、
そして、攻撃を受けた来島城は、1583年3月に落城しました。

しかし、この時に秀吉に付くという決断をしたことが、
豊臣秀吉の時代に来島村上氏が大名となり、
江戸時代にも大名家として続いていくことにつながりました。
その後の来島村上氏の歴史を考えた時に、
まさにターニングポイントと言えます。














これまで来島城の落城について、
「一着」(一段落ついた)等のような表現で、
記している文書は、
これまでも知られていましたが、
「落城」
という生々しい表現が使われているものは、
「石谷家文書」

ではないでしょうか。

『村上海賊の城』という点からすると、
その部分がやはり注目されますが、
この古文書のその他の部分も、
非常に興味深いものです。

手紙が出された天正11年3月。中央の政治情勢を見てみると、
信長死後の主導権を争って、
羽柴秀吉柴田勝家が、
バチバチ火花をちらしている時期です。

今回展示している文書でも前半部分には、
羽柴秀吉滝川一益が交戦中であること、
それを後援するために柴田勝家が出兵したこと、が記されており、
後の賤ヶ岳の戦いにつながる合戦の様相を知ることができます。
ゾワゾワしますね!!

中盤には、織田信長の死後、京都への復帰を目論む足利義昭の、
中国・四国の軍勢を動員して、再上洛作戦を実施する、
との壮大な計画が披露されています。
ゾワゾワしますね!!

信長死後、頭角を現す羽柴秀吉
再上洛を目指す足利義昭の壮大なプラン。
この時期の目まぐるしい政治状況を知ることができ、
そうした時期に来島城落城したのだということを、
まじまじと感じることができます。

この古文書について考えているだけで、
ご飯が3杯くらい食べられそうなほど、
味わい深い史料です!

是非とも特別展でご覧下さい!!

               学芸員O       

2017年9月18日月曜日

特別展『村上海賊の城』~注目!「来嶋落城」と書かれた古文書!~

ついに先週9日より、
特別展『村上海賊の城』が始まっております。






















今回の展示で扱う村上海賊の城とは、
芸予諸島に特徴的に見られるいわゆるひとつの「海城」のことですが、
山城とかは何となく分かるけど、
「海城」って何やねん?
ということで、
よく「海城」とも呼ばれる村上海賊の城に関する
考古資料文献資料を、
館外からの借用資料も含めて展示し、
現段階までの調査研究の成果を紹介する、
という展示になっております。













この展示をご覧いただければ、
「村上海賊の城」について何が分かっていて、
何が分かっていないのか、
知っていただけるはずです!
「海城」研究最前線
とも言える展示になっています。

今回の展示資料のうち、
文献担当であります私が、
激推ししたいのがこちら!












「石谷家文書」
「来嶋落城」
と記された古文書です!!
(諸般の事情で資料の写真は出せず、遠くからの眺めの写真しか載せることができません!現物をご覧になりたい方は企画展にお越し下さい!!)

まずは、この「石谷家文書」という文書群ですが、
本能寺の変の真相に迫る新史料ということで、
3年前(2014年)にその発見がニュースとなった話題の資料です!

そして、そのなかには
「来島落城」と書かれている古文書が!
来島城「城」として古文書のなかに出てくる事自体がとても珍しいので、
海城を調べるうえでも、貴重な新発見であります!












 

↑来島海峡から見た来島城跡


この古文書が今回、
ここ今治市村上水軍博物館にて
展示・公開されております!

展示している古文書については、
所蔵されている林原美術館以外では、
初公開です!
是非ともこの機会にご覧下さい!

なぜ来島城は落城したのか?
この時、他の地域では何が起きていたのか?
次のブログに続きます!

           学芸員O

2017年9月17日日曜日

日本遺産パートナー養成講座の延期について

事前にお申込みいただいた方には連絡をさせていただいておりますが、本日当館にて開催予定でありました第3回日本遺産パートナー養成講座は、台風接近のため10月1日(日)に延期となりました。
詳しくはこちらをご覧ください。

なお、本日当館は通常通り開館をしております。
ご来館予定のお客様はくれぐれもお気をつけてお越しください。

2017年9月8日金曜日

特別展『村上海賊の城』明日開幕!

日本遺産魅力発信推進事業
尾道・今治巡回特別展『村上海賊の城』(今治会場)が明日開幕します!




出展資料はこちら
ひと言解説を添えて紹介しています。
見どころは追ってこのブログでも詳しく紹介いたします。

10月2日(月)、10月10日(火)は本来休館日ですが、えひめ国体期間中につき臨時開館いたします!
ぜひご来館ください!

K