2020年7月10日金曜日

いよいよ明日から!企画展 コミック版『村上海賊の娘』の世界

企画展 コミック版『村上海賊の娘』の世界

いよいよ明日から!!



「村上海賊ミュージアム」改名後、記念すべき 初の企画展 です✨
(※「さらば、村上水軍博物館」は改名前後またいでいたのでノーカウント!)

そして、 初の原画展 !!!

いつもの企画展とはまたちがった雰囲気の展示になっています😊






額に入った原画が並ぶ様子は、ちょっぴり美術館のよう。
展示の仕方をアドバイスしてくださった市内の美術館の学芸員さんに感謝!


原画と併せて、小早船やほうろくの模型、村上景親肖像画も展示しています。

景親は「村上海賊ミュージアム」の看板息子なので(!?)、漫画の景親、肖像画の景親、一緒にお楽しみください😊

村上海賊ミュージアムキャラクター
かげちかくん



そして、展示室内では、吉田史朗先生の制作過程の動画を流しています。




動画の前の展示ケースには、動画に出てくる原画が!!

原画がどうやってできるのか、動画と見比べながらお楽しみいただけます😊


ぜひ、ご来場ください!!







2020年6月26日金曜日

ステイ・イマバリ 10分間の旅! 第2弾は日本遺産『村上海賊』の足跡をたどる(後編)

今治市では、新型コロナウイルス 感染拡大を防止するため、「新しい生活様式」を実践しつつ、市内の素晴らしい景色や歴史・文化、おすすめスポットを紹介するムービーを制作しました。

第2弾の後編では、瀬戸内を制した戦国最強の「村上海賊」を村上海賊ミュージアムで
楽しく学んだ菅市長と瀬戸内しまなみ大使の2人が、いよいよ国指定史跡「能島城跡」に上陸します。

大島の石文化にも触れる10分間の旅を、ぜひご視聴ください。




「ステイ・イマバリ 10分間の旅!」
第2弾
日本遺産『村上海賊』の足跡をたどる(後編)

 

2020年6月25日木曜日

ステイ・イマバリ 10分間の旅! 第2弾は日本遺産『村上海賊』の足跡をたどる(前編)

今治市では、新型コロナウイルス 感染拡大を防止するため、「新しい生活様式」を実践しつつ、市内の素晴らしい景色や歴史・文化、おすすめスポットを紹介するムービーを制作しました。

第2弾は前編・後編の2部作で日本遺産『村上海賊』の歴史に触れる旅をお届けします。
まずは前編をぜひ、ご視聴ください。




「ステイ・イマバリ 10分間の旅!」
第2弾
日本遺産『村上海賊』の足跡をたどる(前編)


2020年6月12日金曜日

開幕まで1か月! 企画展 コミック版『村上海賊の娘』の世界

コミック版『村上海賊の娘』(小学館)は、本屋大賞2014や吉川英治文学新人賞を受賞した和田竜先生の同名小説(新潮社)が原作です。吉田史朗先生によって作画され、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載されました。

次の企画展では、なんと、このコミック版の原画約20点が展示されます!
会期は7月11日(土)~8月30日(日)。



じつはもう原画は届いていて、先日、額装をするために、一枚一枚、丁寧に採寸しました。
展示へ向けた準備は着々と進んでいます。



ぜひご観覧ください!

・・・と、来月には力強く言えるようになっていることを切に願っています。

K

2020年5月18日月曜日

おうちで村上海賊"Murakami KAIZOKU" かげちかくんのぬりえ

今日は、ICOM(国際博物館会議)が定める「国際博物館の日」ですね。

村上海賊ミュージアムは休館日ですが、おうちでも子どもたちが楽しめるように、ぬりえを作ってみました。

ぜひお楽しみください^^

K




ほうろく玉、うまく投げられるかな
 
 
 
 
 
おうちに伝わるよこぶえ
父上のようにうまく吹けるかな
 
 
 

 
 
もちろん魚もとるよ
 
 
 
 
 

出陣じゃ! 潮目をよむのじゃ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 ほらがいはまだうまく吹けない
 
 
 

 
 エイエイ・オー!!
 
 

2020年5月16日土曜日

能島村上家伝来ののぼり おうちで四国のミュージアム「魔除け」


四国各県のミュージアムが、ツイッター等で所蔵資料などを紹介している「#おうちで四国のミュージアム」。


今回のテーマが魔除けということで、今回はこちらの資料をご紹介😊





こちらは、能島村上家に伝来する絹製の幟(のぼり)で、


くれないじしろひきりょうにかみのじもんののぼり
紅地白引両上字紋幟

といいます。 


な、長い名前……😫💦

そういう時は、分解して意味を考えてみましょう。

 色ので、引両(横線)に上字紋(㊤)がついた

ということです。

なるほど、見たまんまの名前。

大分色あせていますが、当時はもっと鮮やかな紅花色だったと考えられています。


村上海賊ミュージアムには、先ほどの画像をのせた長いものと、もう一つ短いものがあります。


短い方



さて、この幟の一体どこが「魔除け」なのか🤔??



竿に通すために輪っかになっている布部分を(ち)といいます。





そこに注目して見てみると……🔍🤔








 何か模様の刺繍が……😲!!!


この模様が「魔除け」の呪符!



江戸時代初期の軍書『甲陽軍鑑』(巻第16・44品)の中では、幕の乳について

「幕の乳へ入れる事、臨兵闘者皆陣烈在前、怨敵消滅、悪魔降伏、怨敵消滅、天地和合、皆令満足、過去現在未来、此を以て名字・仮名・実名・判まで入れるなり」

と書かれています。

怨敵消滅」「悪魔降伏」という言葉からも、乳に呪符的な性格があるんだなということが何となくわかるとおもいます。




先に載せた乳の4種類の刺繍、今回は以下のような呼び方をします。


 五芒星 

一筆書きした星形で、魔除けとして使われる紋様です。みなさんご存知、陰陽師と言えばあの人!な安倍晴明が考案したといわれ、「安倍晴明判」や「晴明桔梗」などともいいます。

 九字紋 

縦4本、横5本で9本。この線は、護身の呪文「臨兵闘者皆陣列在前」の九文字を唱えながら空中に指先で描く形を表していることから「九字紋」といいます。


この五芒星と九字紋は、魔除けとしてよくセットで用いられています。

三重県志摩地方の海女さんは、今でもこの2つの紋を魔除けとして身に着けているそうです。(「セーマン()ドーマン(九字)」と呼ぶらしい。)


 叶紋 

願いが「叶う」?


 分銅紋? 

分銅なのか、「×」なのか…🤔

「分銅」は、秤で重さをはかる時に用いるおもりです。
銀行の地図記号(⛻)でも用いられていますね。
この分銅は、如意宝珠や打出小槌などの宝を集めた模様である「宝尽くし」にも描かれているなど、縁起のいい模様の一つです。

では「×」。

江戸時代中期に伊勢貞丈が著した軍陣故実書『軍用記』の「旗之事」では、

「乳の針目は  如此にぬふなり」
「縫め ⮽ 如此するはまんじ 卍 此の心なり」

という記述があります。

旗の乳は ⮽ のように縫い、 ⮽ 吉祥のしるしである「卍」を意味しているということですね。

同じく『軍用記』の中の「幕之事」では、同じく乳の縫い目について、以下のような記述もあります。


能島家伝来の幟の乳の刺繍には、表には玉留めはありませんが、裏は転換点ごとに玉留めされているようです。



さて、刺繍された呪符をそれぞれ見てきましたが、今度はその並び順を見てみましょう。

能島村上家に伝来している幟以外にも乳に呪符を刺繍しているものはありますが、隅に「」「」「九字紋」を配し、その他の部分を「」「×」にするのが一般的なようです。



では、能島村上家伝来の幟は…?




長短共通
・3つの隅は「九字紋」
・上部の乳は、右から「」→「叶」→「

長幟
・左側の乳は、上から「叶」→「」→「」(最後は「」を飛ばしている)

短幟
・左側の乳様は、上から「叶」→「」→「


3つの隅に九字紋で、それ以外の部分は3種類が繰り返しで入れられているようですね。


この配列の意味は……?


まだまだ謎です。教えて詳しい人😭




これらのような魔除けの呪符は、幟以外にも、城の石垣や寺社の鬼瓦などでも用いられているそうです。

お城の石垣でよく刻印されているものがありますが、今回出てきたような紋様をぜひぜひ探してみてくださいね!



今回ご紹介した幟は、村上海賊ミュージアム2F、常設展示室最後の部屋「村上家記念室」で展示しております。

お越しの際はぜひ「乳」に注目してご覧ください😊


コロナ退散!!!

 M

2020年5月11日月曜日

【最終回】村上海賊の肖像画 おうちで村上海賊‟Ⅿurkami KAIZOKU" №10こたえ

元信のお母さんはどこの出身か………


※画像の二次利用はご遠慮ください🙇



分かりましたか?


正解は…


②朝鮮半島


でした!




前回に引き続き3点目は、先ほど載せた「朝鮮貴族姉妹像」


これは、元信のお父さん景親が 慶長の役1597~1598)で朝鮮半島に出陣した際、李王朝からもらった姉妹の姫と伝わる肖像画です。

姉が景親の側室に、妹が水沼という家臣の妻になったと伝わっています。




上の写真は、周防大島の村上家の墓地にある景親の側室のお墓。

正面には、側室に仕えたという垣生家のお墓が向き合うように建っています。



村上海賊ミュージアムには、景親が参戦した文禄・慶長の役に関係する古文書や持ち帰ったと伝わる資料も所蔵しています。


虎蹲砲(こそんほう)
景親が文禄・慶長の役で持ち帰ったと伝わる大筒。
虎が前脚を立てたような台座に載せられていたことが名前の由来とされています。




そして4点目。

「朝鮮貴族像」

こちらも景親が慶長の役の際、李王朝からもらった姫の一人と伝わる肖像画です。

さっきは姉妹でしたが、村上家の伝承によると、景親の側室(元信のお母さん)の方といわれています。

村上海賊が漁もしていたということは№2こたえ№3こたえでもお話ししましたが、夫人の方の肖像画もお魚を持っているのがさすがですね!!



【おまけ】

№6で、元信のお兄さん・八助は11歳の若さで早世したと書きましたが、八助のお母さんは正室。

景親の正室は、河野氏の重臣・平岡氏の女性です。

武吉のお母さん(景親祖母)も平岡氏の女性と伝えられています。

伊予国の中でも重要な位置を占めていた平岡氏と、能島村上氏は婚姻を通じて結びつきを強めていたのでしょう。





肖像画の複製や虎蹲砲は、「村上家記念室」(常設展示最後の部屋)で展示しています。

お越しの際は、ぜひご覧ください!







明日から開館再開のため、「おうちで村上海賊」は今回で最終回です😢

しかし、村上海賊情報は今後もガンガン流していきます💪

日本遺産「村上海賊」公式Twitterはほぼ毎日情報発信しているので、ぜひフォローしてくださいね😊

№1~10+番外まで、おつきあいいただき、ありがとうございました!!!


M


PS ( 'ノω')< 前回(№10)短かったのでちょっとだけ追記しました。


2020年5月10日日曜日

村上海賊の肖像画 おうちで村上海賊‟Ⅿurkami KAIZOKU" №10

休館が始まってから開始した「おうちで村上海賊」も、もう2桁に突入!!

時の流れははやいですね😅


しかし、ついに来週、5月12日(火)から開館することになりました。


とはいえ、まだまだ油断できない状況です。

県外の方は、もうしばらくお待ちください😢

皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。




さて、今回ご紹介するのは 肖像画 


「村上海賊」は 能島来島因島 の三家がありますが、それぞれの家に肖像画が伝わっています。


因島 村上家だと、村上吉充 の肖像画。
小日向文世さんに似てると思いませんか……
あと、家紋の㊤が「よ」に見える方が因島の家紋です😊

画像は載せられないのでMの絵(以下同じ)


来島 村上家だと、村上通康・通総、来島康親、久留島通春など歴代藩主の肖像画。
さすが大名!たくさん残ってる!

村上通康

村上通総



村上海賊ミュージアムにある肖像画は、能島 村上家に伝わる4点。



まず1つ目は、当館の看板息子!(?)


※画像の二次利用はご遠慮ください🙇

村上景親(むらかみかげちか)の肖像画です。

景親モチーフのマスコットキャラクター
かげちかくん

※なぜ看板息子なのかはNo.6こたえ参照


精悍な顔立ちにたくさんたくわえたおひげ。海賊っぽくてカッコイイ😍

頭には烏帽子をかぶり、黒地に能島村上家の家紋(まるじょう㊤)のついた大紋を着し、手には扇を持っています。傍らには太刀を立てかけていますね。




2点目はNo.6に出てきた景親の次男・村上元信の肖像画。



お父さんの着ていた大紋に似ていますね。そして目もそっくり。
烏帽子をかぶり、手には中啓(閉じても先が半開きになっている扇)を持ち、景親とは反対側に太刀を立てかけています。

中啓


ところで、肖像画に描かれた人物がよく座っている畳。

畳の縁の柄でよく見るのはこの3種類。

繧繝縁(うんげんべり)

高麗縁(こうらいべり)・大紋

高麗縁・小紋

この畳縁の柄は座る人の格式を表していて、繧繝縁が一番高貴なもので、天皇や三后(皇后・皇太后・太皇太后)・上皇・それに準じた処遇の一部の人しか使用できないものです。

繧繝縁は雛飾りで男雛・女雛が座っているのが座っている畳で見たことがあるのではないでしょうか。

宮窪に伝わるお雛様(明治時代)

高麗縁は、大紋は親王・摂関・大臣、小紋は大臣以下の公卿などが使用しました。

景親と元信が座っている畳の縁はこんな感じ。

景親
元信

高麗縁の小紋の方でしょうか…?
誰か詳しい方がいらっしゃったら教えてください><



残りの2点は、元信のお母さん(景親嫁)に関係する肖像画。



さて、本日の問題です!


Q.村上元信のお母さん(景親嫁)はどこの出身といわれているでしょう?

①中国
②朝鮮半島
③ベトナム
④タイ



次回、最終回……!!!

M