2021年10月8日金曜日

企画展「村上家のおもてなし」いよいよ明日から!

 企画展「村上家のおもてなし」

いよいよ明日からです!!



今回は、「村上海賊」時代のその後、江戸時代の村上家です。


「海賊停止令」で滅びたと思われがちな村上海賊。

海賊時代のその後はあまり知られていません。


江戸時代の村上家は、萩藩の海担当「御船手組」として、お殿様の参勤交代や朝鮮通信使の船の警護をしたり、外国からの漂流船が来た際に対応するなど、海に関する仕事で活躍し続けています。


そんな御船手組が住んでいたのは、現在の山口県防府市にある「三田尻」。

今回の展示の舞台は、この三田尻の村上家屋敷です。(今治じゃないよ)


タイトルの「おもてなし」。

これはこの資料からきています。



「重就公三田尻御住居被遊候内当家江被遊御成候節之控」

しげたかこうみたじりごじゅうきょあそばされそうろううち

とうけへおなりあそばされそうろうせつのひかえ


めっちゃ長いので、展示担当Mが毎度早口でフルネーム言おうとしてまわりに「もうええ!」って言われていました笑


萩藩7代藩主「毛利重就」は、隠居地を「三田尻」に定めて、亡くなるまで三田尻で暮らしています。

この「重就公」が「三田尻」に「御住居」している間に、「当家(村上家)」に「御成(いらっしゃった)」ときの記録がこの資料です。


つまり、村上家の元藩主への接待記録!

「村上家のおもてなし」です。


今回は図録を販売しますが、この資料の翻刻(崩し字を活字化したもの)を全文掲載しているので、気になる方はぜひご購入ください!


36ページ 300円


初出し資料もたっくさんあるので

ぜひ見に来てくださいね!



Mがおねだりして作ってもらった
おもてなしバリィさん
もお出迎えしてくれます

(あまりにもかわいい😂)


M