2021年1月29日金曜日

明日開幕!企画展「近代海軍が学んだ「水軍」の教え―大将たる人は道を正しく行うべし―」

 

                 開催準備完了!

               おもな展示資料一覧は↑

 

みなさん、こんばんは。

NHK『ブラタモリ しまなみ海道~”瀬戸内の覇者”村上海賊はなぜ生まれた?~』

ご視聴いただけましたでしょうか。

「見たよ~」

「面白かった~」

と、たくさんの温かい声をいただいております。

ファンレター⁉まで届くという。。反響の大きさに驚いています。

ご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました^^

 

一方で・・・

じつは放送後に、Twitterで盛り上がった話題がありました。それは・・・

「なぜ水軍ではなく、海賊なのか。」

 

決して狙っていたわけではありませんが^^

偶然にも、その疑問にお答えできるようなテーマの展示になりました。

 

日本遺産「村上海賊」公式Twitterでの解説によって、多くの方のご理解をいただいたようですが(感謝)、まだまだ丁寧な説明が必要なことを痛感しましたので、関連資料の展示を通して、さらに掘り下げた説明をしております。

 

内容は少し理屈っぽいのですが、なるべくわかりやすい解説を心がけました。

タイムリーなテーマでもありますので、会期中に、多くの方にご観覧いただけるような状況になることを願っています。

K


2021年1月13日水曜日

NHK人気番組『ブラタモリ』しまなみ海道~“瀬戸内の覇者”村上海賊はなぜ生まれた?~。いよいよ、今週末(2021年1月16日(土))の放送です!


 
NHK人気番組『ブラタモリ』しまなみ海道・村上海賊編。いよいよ、今週末の放送です!
ぜひご覧ください!!! 
 
🔷NHK(総合)「#173 しまなみ海道 ~“瀬戸内の覇者”村上海賊はなぜ生まれた!?~」
 
🔷2021年1月16日 午後7時30分~
 
公式ホームページに次回のエピソードが公開されました。
多くの方にご覧いただけますよう、ぜひNHK『ブラタモリ』公式ホームページ』をSNS等でシェア・拡散していただければ幸いです。
 
くわしくはこちら↓↓
 
(次回エピソードをご覧ください)
 
 
 

2021年1月7日木曜日

写真展「中国四国の国立公園展」開催中

 環境省中国四国地方環境事務所主催の写真展

中国四国の国立公園展

-アクティブ・レンジャーが伝える自然と活動-


令和3年1月28日㈭まで

村上海賊ミュージアム1階ガイダンスホールにて開催中です!

※ホールのみの観覧は無料





ところで、

「何で村上海賊ミュージアムで国立公園の展示🤔??」

って思われるかもしれません。



環境省ホームページの「瀬戸内海国立公園」の「公園の特徴を引用すると


輝き続ける島と海―自然と暮らしが調和する内海多島海景観―

指定:昭和9年3月16日

面積(陸域のみ):66,934ha

大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、大分県 「瀬戸内海国立公園」の範囲

瀬戸内海国立公園は、昭和9(1934)年に雲仙、霧島とともに日本で最初に国立公園に指定されました。

備讃瀬戸を中心に紀淡・鳴門・関門・豊予の4つの海峡に囲まれた地域のうち、広い海域とそこに点在する島々、それを望む陸地の展望地が公園区域として指定されています。その範囲は1府10県にまたがり、海域を含めると90万haを超え、国内で最も広い国立公園です。

特長は、大小数々の島で構成された内海の多島海景観です。沿岸の陸域にはそれらを眺められる展望地が多数存在します。また、瀬戸内海一帯は早くから文化が栄え、人と自然とが共存してきた地域であり、島々の段々畑や潮待ちの港町など、自然と暮らしが一体となった親しみやすい景観であることも大きな特長の一つになっています。



なるほど、「瀬戸内海国立公園」は 多島美 が特徴なのですね。

村上海賊の活躍した芸予諸島は、まさにそれを象徴するような景観✨

村上海賊ミュージアムからのぞめる「能島城跡」も、「瀬戸内海国立公園」の「特別地域」になっています。


📷カレイ山展望公園より(大島)


しまなみ海道の通る島々にはたくさんの展望スポットがあるので、ぜひ高いところから美しい海と島々を眺めてみてください。


📷亀老山展望公園より(大島)


中でも人気の「亀老山展望公園」は、景色の美しさもバツグンですが、「中途城跡」「務司城跡」「来島城跡」「小湊城跡」「国分山城跡」「怪島城跡」などなど、たくさんの村上海賊の史跡も見えますよ!

展望スポットで、日本遺産「村上海賊」の公式お守パンフレットの最終ページの地図を見ながら、村上海賊の史跡探しをするのがオススメです😊


📷 鷲ヶ頭山より(大三島)


📷白滝山より(因島)


地図を見るだけでは分からない島々の見え方👀
地図では離れて見える島が意外と近くに見えたり、どこからどこまでが同じ島なのか分からなかったり、地図と景色を見比べてみると、新たな発見があるかもしれませんよ!


今の状況ではあまりいろいろな場所に行けませんが、コロナが治まってきたらぜひいろいろ巡ってみてくださいね😊


M


2021年1月4日月曜日

あけましておめでとうございます!

 🎍あけましておめでとうございます🎍

本年もよろしくお願いいたします。



今年は  年!

かげちかくん(村上景親)の兄・元吉 は年男!


ミュージアム前の元吉の石像


村上家の系図の元吉の部分には

「慶長五庚子九月十六日討死四十八歳」

とあります。

「慶長5(1600)年庚子9月16日に48歳で討死」ということは、

逆算すると  天文23(1553)年癸 生まれということが分かります。

※数え年で計算



また、現在開催中の企画展

「KURUSHIMA―「海賊」から「大名」へ―」

で展示している新出史料の1つ

毛利元就書状

年頭の挨拶 を述べている、今の季節にぴったりの内容です!!




【原文】

新春之御慶不可有際限候、仍太刀一腰・鳥目百疋令進之候、誠表慶儀計候、猶此使僧可申候、恐々謹言

  二月十日 元就(花押)

 村上越後守殿御宿所

【書き下し】

新春の御慶び際限有るべからず候、仍って太刀一腰・鳥目百疋これを進らせしめ候、誠に慶儀を表すばかりに候、猶この使僧申すべく候、恐々謹言、


宛先になっている村上越後守

来島村上氏の重臣である村上吉郷のこと

毛利元就は、この村上吉郷に対して年頭の挨拶を述べるとともに、

「太刀一腰・鳥目百疋」を贈っています。

「一腰」というのは一振(=1本)のこと。

「鳥目」というのは「銭」、「一疋」は「十文」のこと。

「百疋」は10文×100=1000文=一貫文。

※一貫文については以前ブログに書いたのでこちらをご覧ください


ところでこの書状、年頭の挨拶にも関わらず、出された日付が「二月十日」。

元旦から一月七日くらいまでに出す現在の年賀状から考えると、ずいぶんと遅く感じてしまいますね。

※この書状だけが遅いだけでなく、戦国時代の年頭の挨拶の書状はこれくらい遅いものも結構あります。


1月17日(日)まで 展示しています。

お越しの際はぜひご覧ください!


年末年始も全国的に感染者数が増え続けており、年明け早々大変な状況になってきています。

来館される際は、以下の感染対策にご協力をお願いいたします。





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