2013年5月20日月曜日

特別展に向けて



企画展『来島海峡の旧版海図』開催中ですが、すでに次の特別展の準備に入っています。

当館では、館蔵品の収集、調査、研究成果を紹介する展覧会を「企画展」、そしてテーマに関連した資料を館外から借用して行うものを「特別展」として、あわせて年3~4回開催しています。もちろん、どれも重要な展覧会なのですが、とくに特別展はその年のメイン行事。今年は7月から9月に開催します。

先日、借用資料の事前調査や打ち合わせのため、岡山県立博物館に出張しました。

岡山県立博物館は、日本三名園のひとつに称される後楽園にあります。
学生の頃から何度か展示の見学に訪れたことはありましたが、今回久しぶりに訪れました。
担当の学芸員さんに丁寧に対応をしていただき、無事に目的は達成。色々なお話も聞けて特別展に向けてさらに発想が膨らみました。

旭川をはさんだ対岸には岡山城。博物館での仕事を終えて、岡山駅までの帰路は城内を通ることにしました。この日はとても天気が良く、天守閣がきれいに見えました。城の構造はもちろんですが、整備の方法や、保存の状態、ソメイヨシノは・・・など、能島城の問題と照らし合わせながら歩きました。

ところで、どんな特別展を開催するのかをまったく紹介しておりませんが、チラシなどができましたら改めてお知らせします。キーワードは、海、中世、沈没船、備前焼、といったところ。どうぞご期待ください!(K)