2020年5月10日日曜日

村上海賊の肖像画 おうちで村上海賊‟Ⅿurkami KAIZOKU" №10

休館が始まってから開始した「おうちで村上海賊」も、もう2桁に突入!!

時の流れははやいですね😅


しかし、ついに来週、5月12日(火)から開館することになりました。


とはいえ、まだまだ油断できない状況です。

県外の方は、もうしばらくお待ちください😢

皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。




さて、今回ご紹介するのは 肖像画 


「村上海賊」は 能島来島因島 の三家がありますが、それぞれの家に肖像画が伝わっています。


因島 村上家だと、村上吉充 の肖像画。
小日向文世さんに似てると思いませんか……
あと、家紋の㊤が「よ」に見える方が因島の家紋です😊

画像は載せられないのでMの絵(以下同じ)


来島 村上家だと、村上通康・通総、来島康親、久留島通春など歴代藩主の肖像画。
さすが大名!たくさん残ってる!

村上通康

村上通総



村上海賊ミュージアムにある肖像画は、能島 村上家に伝わる4点。



まず1つ目は、当館の看板息子!(?)


※画像の二次利用はご遠慮ください🙇

村上景親(むらかみかげちか)の肖像画です。

景親モチーフのマスコットキャラクター
かげちかくん

※なぜ看板息子なのかはNo.6こたえ参照


精悍な顔立ちにたくさんたくわえたおひげ。海賊っぽくてカッコイイ😍

頭には烏帽子をかぶり、黒地に能島村上家の家紋(まるじょう㊤)のついた大紋を着し、手には扇を持っています。傍らには太刀を立てかけていますね。




2点目はNo.6に出てきた景親の次男・村上元信の肖像画。



お父さんの着ていた大紋に似ていますね。そして目もそっくり。
烏帽子をかぶり、手には中啓(閉じても先が半開きになっている扇)を持ち、景親とは反対側に太刀を立てかけています。

中啓


ところで、肖像画に描かれた人物がよく座っている畳。

畳の縁の柄でよく見るのはこの3種類。

繧繝縁(うんげんべり)

高麗縁(こうらいべり)・大紋

高麗縁・小紋

この畳縁の柄は座る人の格式を表していて、繧繝縁が一番高貴なもので、天皇や三后(皇后・皇太后・太皇太后)・上皇・それに準じた処遇の一部の人しか使用できないものです。

繧繝縁は雛飾りで男雛・女雛が座っているのが座っている畳で見たことがあるのではないでしょうか。

宮窪に伝わるお雛様(明治時代)

高麗縁は、大紋は親王・摂関・大臣、小紋は大臣以下の公卿などが使用しました。

景親と元信が座っている畳の縁はこんな感じ。

景親
元信

高麗縁の小紋の方でしょうか…?
誰か詳しい方がいらっしゃったら教えてください><



残りの2点は、元信のお母さん(景親嫁)に関係する肖像画。



さて、本日の問題です!


Q.村上元信のお母さん(景親嫁)はどこの出身といわれているでしょう?

①中国
②朝鮮半島
③ベトナム
④タイ



次回、最終回……!!!

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