2013年6月7日金曜日

七色のサザエ



サザエの殻を使った作品。先日来館した宮窪の知人が博物館に置いていきました。

当館のミュージアムショップでも不定期で販売される“宮窪サザエめし”。最近はイベントなどでもよく見かけるようになった人気の“漁師めし”ですが、大量に出る殻をなんとか使えないかと、試行錯誤を繰り返したそうです。

市販のあるものを利用して、殻の表面を溶かしたり、磨いたりして、真珠層をむき出しにするそうです。その中にライトを入れると・・・。




よくできてますよね。ごつごつした表面の下にこんなにきれいな真珠層があるとは。“パールサザエ”と名付けて、夜な夜な製作に励んでいるそうです。

この知人は、以前からまちづくり活動を盛んにされていて、さまざまな思いを形にするアイデアマン。その発想力と行動力が私にも欲しい!(K)

2013年6月5日水曜日

石屋の語りに耳を傾ける

鑿で石を割る(昭和30年代 当館蔵 不許転載)

マタグルマで石を運ぶ(昭和30年代 当館蔵 不許転載)



宮窪といえば“大島石”。丁場(ちょうば)と呼ばれ、強い存在感を放つ採掘場では、今日も重機たちが豪快に走りまわり、ジェットバーナーの轟音が響きます。

今でこそ機械化されていますが、ひと昔前には、鑿と矢を使って人力で石を割り、割った石をマタグルマという台車に乗せて、山をくだっていました。当館には昭和30年代の写真が多く残っており、石と向き合ってきた人々の貴重な記録として大切に保管しています。また石文化運動公園にある石文化伝承館(体育館内)にも貴重な石の道具が展示してあります。


『石を切る 花崗岩採掘の伝統と革新』
大島石をひとつの事例として、石屋さんの語りに耳を傾けた映像記録が完成し、このたび当館にも寄贈いただきました。製作・著作は国立歴史民俗博物館。長年、宮窪町をフィールドとして活動されている民俗学者、松田睦彦さんが監督されました。

松田さんと私Kとの付き合いは、もう9年くらいになるでしょうか。
私が宮窪町へやってきた頃、時を同じくして松田さんも本格的に宮窪町の調査をはじめられました。

DVD2枚組。
DISC1
■本編(69分) 石を切る 花崗岩採掘の伝統と革新
■ダイジェスト1(4分) 江戸城の石を切る
■ダイジェスト2(6分) 鑿と矢で石を割る
■ダイジェスト3(11分) 現在の花崗岩採掘
DISC2
■技術編(51分) 花崗岩採掘技術の現在
■インタビュー編(59分) 石屋の語る仕事とくらし


昨日、石材組合にお勤めのある知人と大島石について話す機会があり、この記事を書きました。映像をご覧になられたい方は、当館の学芸員にご相談ください。(K)

2013年6月4日火曜日

問題があるわぃ。。。

少年少女自然の家の帰り。

気候が温暖で程よいこの時期、大三島少年自然の家で野外活動や自然探究をし終えた小学生がよく当館に来館されます。

この日は小学生の来館人数が約150名といつもより多めでしたので、事前に講座室の椅子を撤去し、お出迎えです。ちょうど目的達成後の帰りのため、疲れ気味と思いきや小学生達。元気です。

Y館長は子供たちの歴史探究心をくすぐるいつもの語り口で、進めていきます。
Dは4月から1年生。青二才の代物学芸員ですが、少しずつスキルUPに努めていきたいと思います。

で、定番のなぞ解き「村上水軍」。小学生達は裏表のカラー用紙の問題片手に館内を巡ります。


所々、体験型コーナーがあるので、館内を楽しみながら散策。
問題用紙はスタンプラリーも兼ねていますので、スタンプ台の前には大行列。。。

多数展示しているものの中から回答を探し出さないといけません。

で少しでも問題の説明板が分かりやすいように「バリィさん」と「能島くん」にも登場してもらいました。

 
もんだいがあるわぃ。」。。。

教科書や先生たちの語りだけでは味わえない歴史の勉強です。


中には土器パズルに熱中する子も。。


さかさず記念ポーズ。今時の小学生らしくブログに載せるの??


問題用紙の裏にも問題があり、3階展望室のしまなみ地図から「能島くん」を探し出さないといけません。


最後に答え合わせ。もちろんY館長の解説付です。

このほか苦心作と伝わる「クロスワードクイズ」もございます。県内外を問わず、教職員の先生方。また親御様にも「村上水軍」の謎を解明するために、ぜひお越しください。(D)



2013年6月2日日曜日

水軍バリィさん七変化 Ver.7 「6月の花嫁」

恒例の月別バリィさん。現在、2階の常設展示室と企画展示室の入口部分には

             


1階の受付カウンターには



「6月の花嫁」バージョンが登場いたしました。

当館オリジナルの手作り着せ替えバリィさん。実際に来館されて記念撮影される方が多くいらっしゃいます。

私Dも思えば8年前の6月に未来を夢見たものです??。。。

当館にいらっしゃって、挙式当時の気持ちをぜひ思い出してみてください。

お待ちしております。(D)

2013年5月31日金曜日

潮の流れに乗って。。。

先日、能島での草刈り環境整備作業に訪れた際、ちょうどお昼時が引き潮の良いタイミングでしたので、鯛崎島との瀬戸から海岸端をぐるっとまわり、矢びつ(郭Ⅴ)の荒神瀬戸まで潮流観察に出かけました。


地元の方や瀬戸内海沿岸部に住まわれている方には見慣れているかもしれませんが、山育ちのDにとっては河の流れのようにも見え、同じ海面の高さではなく、潮の満ち引きによって高低差が生まれ、明らかな段差が生まれていました。



そしてお昼の1時前には潮流体験船が潮流に逆らい、また潮の流れに乗って流されていました。

この潮の流れに乗ると早く、余計な動力を使わずに目的が達成できます。私たちは能島に上陸する際、地元の漁船に乗船しますが、さすが地元の漁師さん。潮の流れをよみ、ことなく上陸できます。

この船は潮流体験船のような過給機(ターボチャージャー)付のディーゼルエンジンではないので、無駄なエネルギーを使わないためにも、目先の状況をよく判断しないといけません。

この時、ふと思ったことがあります。

私Dは「来島海峡大橋」を渡って、当館まで片道40kmの通勤をしています。この1時間ぐらいの時間がこれまたいいのですが、数年前に乗っていたS社のクルマであれば、通勤手当が足りません。。

数年前に乗り換えたT社のエコカーは、この時期JC08モードのカタログ数値(32.6km/l)を叩きだすことがたまにあります。瞬間ないし短い距離であれば(99.9km/l)とかあるのですが、ある程度の距離を走った上で、今回初めて10・15モードのカタログ数値(38km/l)を上回ったので、記念撮影。

休日に松山へ行く機会があり、その時マークした記録。。。

巷では運転に面白みがないとか、石を投げれば、Pに当たると悪評されている点もありますが、以下のような条件が重なれば、エンジンは走行中でも停止し続け、EV(モーター)走行が可能なところがすごいところです。
●エンジン自体の水温が60度以上あれば、時速60kmまではEV走行可能。
●上記写真レベルメーターの半分以下、時速77km以下であれば、エンジンは停止。高圧縮アトキンソンサイクルエンジンの力を借りることなく走行可能。

さらにアクセルを少しだけ踏み、モーター・エンジンも使わず、回生(運動エネルギーを電気エネルギーに走行モーターで変換)も行わない微妙な位置を続けると、飛行機のグライダーや潮の流れに乗った船のように、走り続けるという何とも奥の深い緻密な運転が楽しめます。

で最も感心するのが、エアコンの部分です。従来のクルマはエンジンからの動力を必要とし、電磁クラッチを用いたコンプレッサーですが、Pは家庭用のインバーターエアコンと同様、電動インバーター式なので、駆動(走行)用のニッケル水素バッテリーからエネルギーを使います。ほとんど燃費には関係ないというか、電池残量があれば、エンジンは稼働せず気を使う必要がないのです。

このように車体の電動化が進んでいる現在において、特に顕著なのが、エンジン周辺。ウォーターポンプまでも電動化され、ベルト類は一切なし。これでベルト泣きからもおさらばです。

今までのクルマに対する価値観や概念が180度変わるメカニズムをもったものといえます。

前置きが長くなりましたが、船のように潮の流れに乗るという意味で、先を読み無駄なエネルギーを使わないことで共通点があることに気づきました。

で、この一週間の数値は以下のようになりました。
少し見えにくいですが、満タン給油法でリッター30kmは超えました。通勤途中、峠は2か所と来島海峡大橋の高速をいれてこの数値。やや満足気味??。。。

これから何年、当博物館にお世話になるかもしれませんが、博物館の仕事もクルマもブログも安全運転で行きたいと思います。(D)

2013年5月30日木曜日

バラに癒しを



先週末、よしうみバラ公園は、大勢のお客様でにぎわったそうです。
ばら祭りバージョンのバリィさんストラップは即完売。すごい人気ですね。ますます当館ののしまくんは影が薄く・・・。

私は仕事の都合でバラ祭りに行けませんでしたが、日曜日の夕方、家族とバラ公園へ行きました。先週末が7~8分咲きだったそうですので、いままさに満開を迎えていることでしょう。
見ごろは6月中頃までだそうです。

この週末、天気は心配ですが、ぜひ大島へ!

バラ公園のすぐ横にある「吉海郷土文化センター」にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。郷土の貴重な歴史資料が多くありますし、なんといっても、郷土出身の作家、野間仁根さんの作品が多く収蔵されています。

そして・・・
気が向いたらで結構です。
村上水軍博物館にも立ち寄ってみてください。
企画展『来島海峡の旧版海図』(観覧無料)、好評開催中です。(K)




2013年5月28日火曜日

能島の環境整備 ( 草刈り ) に出向きました

昨日、平年より早く梅雨に入りましたが、先週の金曜日、晴天でしたので恒例の能島へ環境整備に出かけました。



毎年、定期的に草刈りを行っています。少しでも間をあけすぎると刈るのが大変なことになりますし、能島の現状が分かりにくくなります。

ということで、草刈りと現状保安の役割も兼ねて毎月、上陸しているようにしています。

朝9時から作業開始。1時間おきに少し休憩します。その時シーカヤックに乗った方が宮窪港方面に移動していました。このあと12時~13時ぐらいに潮の流れが強くなりましたので、間一髪??



南部平坦地をほぼ終了し、本丸に上るとこの状態でした。


本丸から二の丸、三の丸にかけては


草刈りを行うと
 本丸は

 

二の丸、三の丸は



きれいになり歩きやすくなりました。

午後から潮流体験船が能島と鯛崎島の間に突入??



この日は草刈り機1台の調子が悪く、全郭部の草刈りをおこなうことができませんでしたので、来月、南部平坦地の石垣補修の時、続きを行う予定です。(D)





2013年5月26日日曜日

バリシップ2013見てきました


 バリシップ2013がテクスポート今治を中心に、5月23(木)~5月25日(土)に開催されていました。

 一般者が見学可能なのは5月25日(土)のみということで、休みを利用して見学してきました。今回で3回目の開催となり、回数を重ねるごとに規模や参加企業の数が増えていくように感じています。

 バリシップ自体は2年に一回ということで、クルマ好きの私Dにとってモーターショー的なイベントごとは大好きです。船は大きいので実物は展示できませんが、船舶模型・関連機材などを各ブース、会社ごとに展示しており、クルマ産業によく似た集積産業であることがひしひしと伝わってきます。そして最先端の技術が見て回れるような内容となっていました。

で、毎回驚かされるのはその来場者のごったがえした様子。圧巻されます。


 バリシップが始まるのは午前10時からでしたので、近くで朝9時から一般者が乗船見学できる日本丸に乗船してきました。


 
 若い船員さん達に出迎えられ、いつもと違う帆船に子供は大喜び。メインマストはその大きさもさることながら高さ(船底から)が55mもあるそうで、これを伝って帆を広げるんですね。。。

 甲板では船員さんたちがヤシの実を半分に割ったもので甲板掃除の実演。

 そして、山育ちの私にとっては初めて船室で海図が拡げられている光景を目にしました。



 中央テーブルの上に一枚の地図があるのがお分かりいただけると思います。おそらく魚島を中心とした新居浜、西条、今治の海図と思われます。

 当館ではちょうど「来島海峡の旧版海図展」を行っており、実際の利用状況を目で確認できました。上記企画展(観覧無料)は6月30日までの開催ですので、まだ観覧されていない方はぜひご来館ください。

 約50分ぐらいかけてゆっくり船上を観察し、一路パリシップ会場に移動したところ今年も受付前に大行列!!

 展示ブースの中も人ヒト人であふれかえっていましたが、息子と2人で各ブースを見て回りました。




 M石油さんのブースでは古風なパネルで水軍の歴史が感じる展示状況でした。また当館から貸出提供した着付体験に用いる「水軍兜」は早速、親子連れなどが試着・記念撮影。こういった場所で利用されるのも関係者としてはうれしくなります。また当館で上映されている能島村上水軍の解説ビデオも映し出され、村上水軍が宣伝されていました。

 

最後に、体験・ゲームコーナーで工作とポンポン船レース。

積木をベースとしたゴム動力船の工作は私と息子が制作に熱中し、写真を撮り忘れました。家に帰ってお風呂で遊んだのは言うまでもありません。

ポンポン船レースは10秒ほどのレースですが、7月28日(日)に宮窪で開催される「水軍レース」を髣髴される風景が感じ取れました。。

丸一日、海と船を感じられる日でありました。(D)