2020年4月23日木曜日

おうちで村上海賊”Murakami KAIZOKU” №.2こたえ




正解は

④ 牡蠣





と、


 銭


 でした😊

こちらがツイッターの投票結果。



実はいじわるで、一番読めそうな「蛎」が虫へんなので、同じ虫へんの「蛸」を入れたり、あえてヒントのかげちかくんの絵を「鯛」を釣っている絵にしてみたのでした😊

どこに答えが書いてあるのかというと…

赤く色を変えた部分には

②青銅百疋
④蛎一桶

と書いてあります。

④は「蛎」という漢字が読めたらOK
「かき」と入力すると、変換にきっとこの「蛎」もあるはずです。

②は上級者向けです、分かった人はスゴイ!


「青銅」というのは「銭」のこと。

能島で発見された永楽銭。写真で見ると「青銅」なのが分かりますね。

「百疋」というのは一貫文。
「一疋」が10文。10文×1001,000文。1,000文のことを「一貫文」といいます。



一貫文のイメージ図。銭の真ん中に開いている穴に紐を通して(貫いて)います。
時期によってお金の価値も変わりますが、一文50100円くらいとして、一貫文は510万円くらい。
M「私たちに配布されるのは一()文くらいですね」
館長「ほうかん(・・)」 ※宮窪弁で「そうですか」


さて、全体の文章を翻刻してみると…
※古文書でいう「翻刻(ほんこく)」とは、書かれた文字を解読し、現代の文字に置き換えること!



と書いてあります。


漢字しか書いてない!漢文!?……と思うかもしれませんが、国語の時間に習う漢文とは違います。
語尾に「です」「ます」のような丁寧語「候」をつけた文章で、読んでみるとちゃんと日本語ですよ。
お手紙用の書き方なので、しゃべり言葉よりちょっと堅苦しい感じがします。


読み下してみると

歳暮の儀として/青銅百疋ならびに/蛎一桶到来、/祝着の至りに。/なお明春の慶事/申すべく。恐々かしく。

「候」が文章の最後の部分にきていますね。


現代の言葉に直してみると

(景親から)歳暮として青銅百疋(銭1,000文)と牡蠣一桶が(輝元の元に)届いたことは、とても喜ばしいことです。なお、新年のお慶びを申し上げます。


お歳暮に「牡蠣」を贈るなんて、海で活躍していた海賊っぽくていいですよね。


今回の問題で選択肢に「鯛」を入れていましたが、


村上海賊三家の内の一家、因島村上家に伝わる古文書の中には


大鯛一喉給ひ候、一段と見事、芳志の至り祝着候」


と、みごとな「大鯛」を1匹贈られた小早川隆景からのお礼の手紙が残っています。
だから「鯛」もこの文書であれば正解でしたね!


海産物の贈り物、海賊っぽくていいですね、うんうん😊


ところで、この書状、実は最近までは本物(原本)はなく、江戸時代に書き写されたものしか残っていないと言われていました。



能島村上氏が萩藩主から送られた手紙を書き写した『御判物御書并御奉書写』のなかにある毛利輝元書状写。


今回の書状と内容がまったく一緒なのに、なぜそう思われていたのか?


今回のこの書状は、毛利輝元の子・秀就の書状だと思われていたからなのです。
平成17年発行の『今治市村上水軍博物館保管 村上家文書調査報告書』に入っているリストにも、「毛利秀就書状」と書かれています。


ここで、前回ポイントと言った花押のお話になります。

今回の書状の花押はこれ。



では、秀就の花押は?



形が違いますね!

花押というのはその人のサイン。

差出人が誰なのか判断する材料になります。
同じ人でも時期によって書き方が変わったりするので、書かれた時期を判別する手掛かりにもなります。

今まで秀就のものだと思われていたこのサインが、実は輝元のサインだったと、最近の研究で気づかれたわけです。

書き写されたものや翻刻されている資料などをみているだけでは分からない、原本の力…!

やっぱり本物がいいですね✨


現在は休館中ですが、この書状、開催中の

企画展「さらば、村上水軍博物館~なぜ村上「海賊」なのか?~」

で展示中です。



今のこの状況がどうなるかわかりませんが、628日まで開催予定なので、落ち着いたらぜひ見に来てくださいね😊

次回もお楽しみに♪

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