2013年4月18日木曜日

地図の展示は難しい

土曜日から開催の企画展『来島海峡の旧版海図』。
慣れない地図展示に悪戦苦闘中です。



最初はケースの中に入れようと思ったのですが、お客さんと資料との距離が遠くなってしまい、せっかくの細かい表現を観察することができなくなってしまいます。よってこの案は不採用。

次に考えたのが、平台の上に地図を置き、その上に透明なマットをかぶせて覗き込んでもらうという案。これは良い!と思ったのですが、地図が大きいのでそれに適したマットの入手が難しく、またライトが反射をして逆に見づらくなる恐れがあることに気づきました。よってこの案もだめ。

そこで、一番上の写真のように、思い切って自立式のパネルに貼り付けることを検討しています。地図の展示ですので、おそらく幅広い世代の方が興味を持ってご覧いただけると思います。そこで、資料を大人の平均的な目線の高さよりもやや下げて展示しようかと思っています。ムシメガネを用意しても良いですね。

また、複写の地図とはいえ、資料を傷つけない方法で固定しなければいけませんし、露出展示になるので、注意喚起の表示が必要になります。

今回の展示はすべて手作りです。徐々に準備が整ってきましたので、ぜひご覧いただければ幸いです。悪戦苦闘しながらどのような展示方法を行っているのかもご注目ください。(K)