2013年2月8日金曜日

鬼北町文化財シンポジウム

2月23日(土)、鬼北町近永公民館講堂(鬼北町役場東となり)で、下記のシンポジウムが開催されます。

当館の田中が、史跡能島城跡の事例について発表します。
興味のある方はぜひご参加ください。



『史跡の災害と保存整備-「水」「植生」への対処と克服ー』 

とき 2月23日(土) 
ところ 鬼北町近永公民館講堂

【事例発表】13:10~
「史跡等妙寺旧境内の災害とその対処」 幡上敬一さん(鬼北町教育委員会)
「史跡松山城・城山の災害とその対処」 栗田正芳さん(松山市教育委員会)
「史跡宇和島城の災害と植生によるき損」 廣瀬岳志さん(宇和島市教育委員会)
「史跡能島城跡のき損と植生」 田中 謙(今治市教育委員会)

【講  演】14:50~
「史跡を活かすための植生管理」 江崎次夫先生(愛媛大学名誉教授)

【シンポジウム】15:30~
コーディネーター 下條信行先生(愛媛大学名誉教授)

主催:鬼北町、鬼北町教育委員会  問い合わせ ℡(0895)45-1111


国民共有の財産である、史跡を災害やき損(損壊)から守り、将来に渡って継承していくために、どのように対処し、それを克服していくのか。県内の事例から学ぼうという取り組みです。

能島城跡は、昭和初期以降に植樹された桜の根によって、約500年間残ってきた遺構が破壊されています。

桜の根によって破壊された、能島城跡の地鎮め(祭祀)の遺構

このような被害状況や、今後どのような植生整備をしていくのか、そんなお話をしたいと思っています。(K)