2014年7月19日土曜日

特別展『海のスペシャリスト-小説『村上海賊の娘』にみる“海賊働き”とは-』開幕!

本日より新しい特別展がスタートしました!
この展示は、日本財団助成「船の科学館・海と船の博物館ネットワーク支援事業」により開催しています。

特別展入口

海のスペシャリストとして名を馳せた村上海賊。海戦での活躍はもとより、平時には海の安全を守る活動を行いました。この活動のことを本屋大賞2014受賞作品『村上海賊の娘』(新潮社)の著者、和田竜さんは、「海賊働き」と称しました。

今回の展覧会は、村上海賊の海賊働きの実態を紹介するものです。
目玉はなんといっても、村上武吉が出した通行許可証“過所旗”の実物です。
実物は2点しか現存していませんが、その2点の特別展示が実現しました!ひとつは山口県、もうひとつは和歌山県に現存するもので、いずれも愛媛県内初出展です!

チラシのダウンロード↓
http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/062/chirasi.pdf

目玉のもう一つは、『村上海賊の娘』の主人公「景」のモチーフとなった女性が記された唯一の家系図です!この資料は、『譜録 村上図書元敬寄組』(山口県文書館蔵)と言います。

山口県文書館保管の『村上武吉過所旗』や『譜録』は、公開期間が30日間以内と限られているため、7月19日~8月22日までの実物公開です。ご注意ください!

詳しくは、下記の展示資料一覧をご覧ください!
http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/062/siryo.pdf



特別展開催にあわせて、『村上海賊の娘』コーナーもさらにパワーアップ。


地下鉄の窓ガラスに張るステッカーなど、新しいポップ類を新潮社からご提供いただきました。


来週末はいよいよ、夏の風物詩・水軍レース大会。夏休みはぜひ、村上海賊のふるさとへ!