2013年8月11日日曜日

浜辺のお散歩クルーズ2 ( 天然記念物 カブトガニ 発見 )

 
 先日、桜井の石風呂散策の後、クルーズ海水浴を堪能。
 
 
子供たちがお昼寝の間に、前日新聞報道されていた西条市河原津へ「浜辺のお散歩クルーズ」。
 
(愛媛新聞 河原津海岸youtube 動画)  http://www.youtube.com/watch?v=Ov0qe4VhRbE
(愛媛新聞 新居浜 youtube動画)  http://www.youtube.com/watch?v=LeR1qOtMF98 
 

西条市東予郷土館 http://www.city.saijo.ehime.jp/sisetu/toyokyodo/shisetsu.html
が1~2年かけて育てた天然記念物 カブトカニの幼生 約450匹を遠浅の海岸へ放流したとのことで、当日掲載されていた新聞写真をもとに、現地へ海から上陸。


すごい遠浅で、沖から近づくと、海面が変わってきて、波の動きが変。パドルを下につけると手が届くほど浅い。座礁しかかったので、少し深い浜から再度上陸しました。




すると、だれか一人、浜で睨めっこしている人がいました。「カブトガニいますか」と話しかけると、いますよここに。 昨日の放流関係者の方で、心配になり見に来たとのこと。

あっという間に干潟になってしまったため、より探しやすくなりましたが、探すのは一苦労です。

                                                          
                                                             でもたしかにいました。

 
カブトガニの幼生観察
 

ヘドロのような泥ですが、カブトガニの幼生には必要なようで、この間は泥に隠れて生きていくようです。

干潟の先にはさっきまでいなかったカモメなどの海鳥たちが、エサ探しで干潟を散策。干潟のいろいろな生き物達を狙っているようで、カブトガニの幼生もその対象となります。


 近くにいって追い払おうと考えましたが、こればかりは自然の生態系なので、そっと見るだけ。


今治市桜井海岸沖から見た今治市大島方面の様子。亀老山や宮窪の友浦辺りもよく見えます。

実は当博物館が立地する大島(吉海)にもカブトガニはいます。
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/rensa/3/13/
http://blog.canpan.info/yoshiumi-es/archive/11

数少なくなってきた自然海岸と干潟ですが、後世に残し、生態系を守っていく。それは今生きている私たちの責務でもあります。
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/kabutogani/


今年3回目の浜辺のクルーズで自然を満喫した帰り道。


このエリアでもうひとつの天然記念物

今治市孫兵衛作 蛇池の湿地性植物「鷺草」も今年の6月に定植したものが、華麗で今にも飛びそうな感じで咲き始めていました。(D)