冬まっただ中で、広葉樹の木の葉はすべて落ち、枝が多くあったのですが、伐採が進み、御覧のように城として丸見えの状態になりつつあります。
本丸・二の丸・三の丸・出郭の水平ラインが遠くからでもはっきりとわかる状況です。
能島の整備事業は平成30年まで続けられる予定で、本年度(平成25年度)は最後と思われる発掘調査(城内通路の把握を目的とした調査)と、3か年計画で予定されている雑木伐採整備事業が主に行われています。
今年、実施する部分は最も本数が多く、面積も広い宮窪側。
伐採終了時、黄金色に輝く能島。
『変貌した能島』
こちらは伐採中の作業状況。
大きなクヌギの木は傾斜のきつい所に多く茂っているため、伐採作業はとにかく大変な作業です。
能島周辺は潮流の流れがとても速く、周辺で漁をされている漁師の方がいらっしゃるので、大木を海に落とすということはできません。
すべて、検出された遺構や能島の花見にかかせない桜の木に影響がないよう、慎重に伐採を行い、ワイヤーで釣り上げます。
人力で行うため大変な作業なのです。。
こちらは伐採前の能島。島としてはわかりますが、城としてはわかりにくく、どう見ても普通の島にしか見えません。。
◎伐採前の樹種調査はコチラのブログ↓
伐採後、木々は搬出され、能島内をちゃんと整理します。
今年4月の能島の花見は遠くからでも、能島城内からもきっときれいに見えるに違いありません。(D)