今の時期は、広葉樹が生い茂り、なかなか能島本来の郭が見えません。
ですが、今年度中に1部区画から雑木の伐採を行う予定ですので、愛媛大学のE先生のご指導のもと、対象となる雑木の樹種と本数の確定を行いました。
中でも多いのが、クヌギです。今回伐採予定の区域の9割を占めており、平均の胸高直径(人の胸くらいの高さで測った樹木の直径)が15~20cmとまずまずの大きさです。
今年の区画は本数を改めて数えると200本以上。幹の数ではなく胸高で計測したので、多いものでは1株あたり3~4本のカウントとなる樹木も。。そのほとんどはクヌギです。
実際に切り出されると膨大な数量になることは目に見えています。このクヌギ材を有効活用できればよいのですが。。。
能島の出丸の一つである矢櫃のど真ん中に大きな樹がありました。
その樹は多くの情報が刻まれたホソバタブの木。近年枯れ始めていることから、残念ながら伐採の対象となりました。
今回の雑木伐採の目的のひとつが、宮窪や、伯方大島大橋方面から見た能島城跡の景観向上(郭線がよく見えるように) のためであります。さらに台風などの悪天候で、大きな樹木が倒れ、能島の岩盤崩落などを防ぐ目的も含んでいます。
この日の潮流状況
毎月の雑草刈り作業なども含め、定期的な管理は欠かせません。(D)