でも、おうちで村上海賊に思いを馳せていただきたい・・・
とういうことで、
おうちで村上海賊“Ⅿurakami KAIZOKU”
と題して、ミュージアムの展示品などをこのブログで紹介していきたいと思います。
記念すべき第1回でご紹介するのは、やはりこの資料。
能島村上家に伝来する猩々陣羽織(しょうじょうじんばおり)です。
※画像の二次利用はご遠慮くださいね。
戦国時代に当主だった村上武吉や、その息子の景親(かげちか)が着用したと言われ、「猩々陣羽織」(しょうじょうじんばおり)と名前がついています。このような立派な陣羽織は、大将が甲冑のうえに羽織り、戦場で自らの存在をアピールするために着用していたとも言われています。
こんな感じ??
生地はラシャ と呼ばれる輸入された毛織物だと言われており、真っ赤な羽織の背中の真ん中には、能島村上家の家紋である「まるじょう」があしらわれています。
表が意外とカワイイということで、歴史ファンには好評。
この陣羽織の色は、当時の日本の染料では出せない色だったと言われており、外国で作られたものを輸入してきたと考えられています。また、村上家には、猩々(しょうじょう)という架空の生き物の血で生地を染めたという伝承もあり、赤色には魔除けや災いを払う力があったとも言われています。
JR東海道・山陽新幹線のグリーン車にある雑誌「ひととき」の表紙を飾ったことも。
カッコイイ。
さて、ここで問題。
この真っ赤な陣羽織。
能島村上家の伝承では、猩々(しょうじょう)と呼ばれる架空の動物の血で染めたと言われていますが、最近の研究によって染料の正体がわかってきました。
Q.この真っ赤な陣羽織の染料はなんでしょう。
① 鯛のうろこ
② べに花
③ 虫
④ 獣の血
答えは明日!