2015年8月22日土曜日

博物館のお仕事。整理作業員編

村上水軍博物館は
たくさんのスタッフに支えられて運営しています。
 
受付のスタッフや、お金の取り扱いをするスタッフ、
それからガイドをするスタッフや、展示の企画運営をするスタッフ・・・
 
その中でも一番皆さんになじみの無いお仕事が、
整理作業員、というスタッフではないでしょうか?
 
このブログでは何度か取り上げましたが、発掘してきた土器などの実測をしたり、
整理するスタッフのことです。
 
 
今日は整理作業員のお仕事がどんな感じなのか
簡単にご紹介しますね!



 
 
発掘されてきた土器のかけらたちはこんな感じ!
 
 
 
 
 
実測、というのはたとえばこんなかんじです。
 
しっかり細部まで計測して、図面に起こします。
 
 
 
 
模様も適当に書いているわけじゃないんですよ!
一つ一つ計測してその通りに書いていくらしいです。
 
気の遠くなるような作業ですね・・・
 
 
 
 
あれ?
 
こっちは全然形が違うじゃないか!!
 
 
って思いますよね?

 
これはカメの欠片なのですが、
実際このカメの大きさがどのくらいか計算して、
この欠片の横から見た図と、カメ全体の図を描いてるんですね^^
よく見たらカメの口の形になっているの、分かりますか??
 
私なりに分かりやすく解説すると・・・
 
 
 
 
です。
 
とっても分かりやすい図ですね!!!!!!!
 
 
 

 実際、土器の大きさがどれくらいなのか分かりやすいように鉛筆を並べてみました。
 
 
 
 
 
ちなみに土器には全部に一つずつ、どこでいつ採取されたものか書かれてあるんですよ! 
 
 
 
 
 
 
 
こんなかんじ!
 
ちなみに筆で、手書きだそうです(笑)
 
目が悪くなりそうですね・・・
 
 
 
なかなか大変なお仕事です。
 
博物館の裏側では、こんな地道で気の遠くなる作業が行われていたんですね。
 
 
 
 
 
突然ですが、それではここでクイズです!
 
 
 


 
 
これら10個の欠片は、それぞれなんの欠片でしょうか!?
 
①すり鉢  ②カメ ③鉄さい ④白磁 ⑤青磁
⑥土錘 ⑦せいか ⑧壁土 ⑨ナベ ⑩はじしつ土器の皿
 
 
 
専門家からすると一目でどれがどれかわかるらしいですよ。
 







 
 
 
 
答えは













 
 
 
 
 
でした!
 
 
か・・・簡単でしたね!!
 
 
 
 
 
 
スタッフY でした!!以上!!