6月末から始まった民間会社の能島城上陸ツアー。http://www.ehimesunsun.net/noshima.html
博物館ボランティアスタッフの「せんどうさん」も案内ガイドで忙しそうですよ。
Mさんは、日ごろの案内ガイドで現在地を示す能島城の地上絵を 役目を終えた大きなロープで、案内のスタート地点である南部平坦地に図示。
手前の輪が鯛崎島。伝説の橋を伝って東南出丸 ( 能島 ) というような感じです。昔の絵図のように測量感あふれるものではありませんが、手元に地図がない場合、現在地を知る手がかりになるわけです。
おわかりになりますか? 細いロープで描かれていることを。ちゃんと本丸 ( 郭Ⅰ) の位置もあります。
コチラは三の丸 ( 郭Ⅲ ) に存在した 能島城で唯一の礎石建物跡 ( 2間×4間 ) の位置を示した草絵です。だいぶ縮小されている感を受けましたが、発掘にずっと携わり案内ガイドも行っている「せんどうさん」らしい発想ですね。
特に夏場の草刈作業は、結構大変な作業ですが、それ自体を楽しんでやってくれています。そのうちいろいろな郭 ( 平坦面 ) で、その時の草量に応じてかつての遺構が出現するかもしれません。(D)