宮窪小学校6年生の希望者が月に一回参加する「まちなか探検教室」。
今回は、能島城で発掘体験に行ってきました。
能島に上陸する前に、まずは能島の現状と「発掘調査」そのものについて博物館の講座室で学習!
発掘調査の作業自体が初めての子供たちですので、慎重に作業するようアドバイス。
潮流体験船に乗り込むと、寒そうな厚い雲と冷たく細かい霧雨が早速出迎えてくれました。
が能島についた途端、南側から暖かい太陽の光が生徒たちを暖かくしてくれます。
先日、あらかじめ準備しておいた場所での作業。木の根や矢竹の根が多くあるところで、みんなの作業のじゃまをしてしまいます。
初めは、おぼつかない作業でも慣れてくると「いぶつが出てこない!!」 不満そう。。
数分後に「出た~~!!」と第一声。それから次々と「村上海賊たち」が使っていた遺物は掘り出されます。
「これはなに??。」 (宮窪小6年生)
「壺か甕の口縁部分だよ。今掘ってる土の層の専用袋に入れてね。。」
詳しくは後で博物館の展示室で探してみて!! (D)
少ない人数で、狭い調査トレンチを1~2cm程度少しずつ丁寧に削り、掘り下げていきます。
最後には、ほぼ全員遺物を見つけちゃいました。
能島城からの帰り道。
潮流体験船のスピードと波の振動が冷たい海風と相まって、ジェットコースターのように上下します。
博物館に帰ってくると、そのまま能島城10年の発掘成果を企画展示している2FへGO!
子供たちはすかさず大きな甕の前に立ち止まり、「これなに?」
今日掘った「いぶつ」と同じものがここにあるよ!
「今日行った場所はここやね~。。」
少しは考古学や能島城の歴史などに興味を持ってもらえたかな?
史跡整備のための能島城発掘調査は、足かけ10年以上調査を行い、実は今年で最後の調査となります。
もしかしたら、能島城で最後の発掘調査を体験した小学生たちになるかも? (D)