先日、因島村上氏の資料を収蔵している尾道市因島の「因島水軍城資料館」と、にほんの里100選に選ばれている「白滝山」にいってきました。
村上水軍は、ご承知のように中世の瀬戸内海で活動した水軍(海賊)であります。村上氏の起源は諸説ありますが、能島村上家、来島村上家、因島村上家の三家に分かれており、その勢力拠点は芸予諸島を中心とした海域であります。
私は始めて訪れたのですが、「因島水軍城資料館」は因島村上家の本拠とだけあってコンパクトですが、甲冑・村上家文書・金蓮寺在銘瓦・リアルな水軍船の模型・太刀・水軍旗などの資料も豊富に展示されています。館内を散策していると細かいことですが、水軍旗の㊤の字体も能島村上氏と少し違うことに気づきます。 9月27日以降は後期所蔵品展として「村上水軍の武将たち」が始まるそうです。
歴史系のところには必ずありますね。当館にはまだ設置されていませんが、いずれは。。。
資料館には、ここからしばらく階段や坂を上ります。
資料館から出てしばらくすると、因島村上水軍関係の墓と伝えられている墓地を参拝できるようになってます。
立派な宝経印塔や五輪塔ですが、菩提寺である金蓮寺や集積された墓は、他所から移転したとのことです。
金蓮寺の棟瓦には㊤が。
続いて、因島のパワースポット。にほんの里100選に選ばれている「白滝山」に登ってきました。
白滝山頂案内図によると
「標高227mの白滝山は、1569年に村上吉充(因島村上氏第6代当主)が観音堂を建立したと伝えられ、その後、柏原伝六とその弟子たちによって、五百羅漢の石仏が作られました。
羅漢像や釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、伝六夫婦像などさまざまな姿態や表情の大小約700石仏が自然に溶け込んで、独特の雰囲気を醸し出しています。」
ここには、因島八十八か所霊場のひとつである「八栗寺」があります。標高が約226メートルで、山頂からは因島を一望できるオススメスポットです。山頂には五百羅漢の石仏があり、春や秋には桜や紅葉がきれいだろうなあと思わせてくれる絶景の場所です。
思わず何回か鐘を鳴らしちゃいました。(D)