2013年6月20日木曜日

やっかいな植生。

毎月恒例の能島での草刈り。


今週末、天気が良ければ、前回に続き草刈りを予定していますが、あいにく台風の影響で来週以降に持ち越しになるかもしれません。。

草刈りといえば、前職場の業務の一環で、湿地性植物の環境保全作業を行っていました。その内容は、地元自治会や愛護班の協力のもと年最低2回の草刈り、そして苗草(鷺草)の定稙作業。

先々週のキャンプの帰り道、その場所に寄ると、ちゃんと草刈りが行われ綺麗になっていました。

華麗なおかけで、昆虫や指定植物の観察も木道から容易に行えます。(木道から湿地内への侵入は厳禁です。)      



このような状況にするには大勢の人数で、役割分担を行い、作業を進めます。

2サイクルの草刈り機で「ブンブン」出力を上げずに刈り上げ。まるで私Dの散髪のように。。


とある箇所に近づくと、固くシツコイ木のようなものに当たります。
ここ最近に根を張りだした、北米原産の特定外来性植物「ニセアカシア」です。草刈り機で根本まで飛ばしても、樹勢が強くすぐ張り出してきます。高木で花が咲くと、蜜が取れることから賛否両論あるようですが、湿地には必要ありませんし、一旦侵略されると大変なことになります。


この植物。能島にやってくると大変になってしまいます。前回の草刈りで一通り、見たつもりですが、あったら大変です。『今のところ見かけてはいません。

能島城跡では、専門の先生方からの意見を取り入れ、今後の保全、整備、植生を考え、発掘調査のほか整備事業が順次行われています。


本年度から一部の大きな樹木の伐採が始まる予定です。


こちらの写真は10数年前の能島城跡の様子。郭の様子や地表面がはっきりとわかります。

定期健診のように適切な管理を行うことにより、景観や遺構が保たれます。定期的な伐採、草刈りは欠かせないのです。(D)