4月27日から開催していたGW家族プログラム『なぞとき!村上水軍!!2013』が、5月6日に終わりました。期間中の来館者数は約4500人!今年も多くのお客さまにご来館いただきました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
繰り返しお伝えしておりますが、今年の連休もせんどうさんが大活躍でした。5月4日、よろい・小袖の試着はなんと110名!最高タイ記録でした。
5月5日、子どもの日には、能島水軍太鼓保存会による太鼓の演奏がありました。勇壮果敢な演奏に、約100名の観客が酔いしれました。今年は高校生以下のメンバーが多く、若さがにじみでていてとても躍動感がありました。「元気をもらったよ」、うれしい声もありました。
GW期間中のアンケートを見るかぎりでは、「クロスワードパズルやクイズがあるので、楽しく見学できた。」など、ほとんどの方に満足いただけたようですが、なかには現状の展示の問題点を捉えた、鋭いご意見もありました。
「展示品が少ないのに、ばらけすぎていて散漫。もっと系統立てた展示はできないか。モノが少なくても情報量を増やすことはできるはず。」
学芸員の私としては、読んだ瞬間はグサっと胸に突き刺さりましたが、このご意見を胸に、改めていつもの風景にもどった展示室を見回ってみると、いろいろ気づくこともありました。確かにもっと伝えられることがある、伝え方も工夫できる、と。
村上水軍の研究はじつはその歴史が浅く、平成16年の開館時には、情報量もまだ少ない状態でした。それから9年を経て、収蔵資料が増加し、新しい研究成果が少しずつ蓄積されてきました。次は、それを展示や学習支援という形で、来館者や地域の方に伝えなければいけません。
そこで、開館10周年を迎える来年を目標に、展示替えを計画しています。とくに長年にわたって行ってきた能島城の発掘調査成果の展示に力を入れたいと思っています。
今年のGWもせんどうさんに支えられ、多くのお客様をお迎えすることができました。とても忙しい日々でしたが、今後の運営を考える上でも収穫の多い10日間になりました。(K)