2016年4月30日土曜日

村上水軍博物館5月2日(月)は臨時開館!

5月2日(月)は通常は休館日ですが、連休の間にあたるため臨時開館をいたします。
ぜひご来館ください!

企画展『海の覇者村上武吉ヒストリー』好評開催中!



見どころの一つは、日本遺産の構成文化財である『光林寺文書』(光林寺蔵)に収められた「村上武吉寄進状」で、当館では初公開です。


これまで諸説あった村上武吉の生まれ年の解明に迫る「信憑性の高い」古文書です。
ぜひ実物をご覧いただければ幸いです。


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2016年4月29日金曜日

連休は村上水軍博物館へ!






大型連休が始まりました!

日本遺産の認定を受けて、当館は盛り上がっております。
連休初日の本日29日も多くのお客様にご来館をいただきました。

村上水軍博物館では、恒例のよろいの試着や、クロスワードパズル、探検シートなどを用意し、
子どもから大人まで楽しく村上海賊の歴史を学ぶことができます。


過去のブログで紹介↓
村上水軍博物館へのアクセス


企画展「海の覇者 村上武吉ヒストリー」も好評開催中!
企画展のみの観覧は無料です!

みなさまぜひご来館ください!

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☆5月2日(月)は臨時開館したします。

2016年4月27日水曜日

「日本遺産のまち今治」 新たな幕があがる

今治市に「日本遺産のまち」という新たな代名詞が加わりました。

認定を記念し、26日に市役所本庁舎前にて記念イベントが開催されました。

イベントと言えば我らが博物館長T。
ほら貝と太鼓の名手たちを引き連れ、会場を盛り上げました。





「日本遺産、村上海賊の認定を祝し、祝の幕をあげる!いざ出陣!!」




鳴り響くほら貝と太鼓の音とともに、懸垂幕があがりました。




陣羽織を身にまとった今治市長の挨拶。
そして、認定を祝し、館長の発声で勝ち鬨をあげました。


認定はゴールではなく、スタートです。
このチャンスを最大限に活かさなければいけません。

村上水軍博物館がやるべきこと。
まずは調査研究と情報の発信、そして歴史遺産を将来にわたって守り伝えていくことです。


快晴の空の下、新たな幕があがりました。

2016年4月26日火曜日

祝!日本遺産認定!!

今治市と尾道市が連携をして申請をしていた村上海賊に関するストーリーが「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました!


日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、平成27年度から始まった制度です。四国では「四国遍路」についで2件目の認定になります。昨年度は18件、本年度は19件が認定されました。

2020年の東京オリンピックまでに、日本全国で100件の認定を目指すそうです。


このたび認定されたのは、ストーリーのタイトルは、

“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶-

通常の文化財の指定(国宝や重要文化財、史跡など)とは違い、ストーリーに位置づけられる村上海賊関係の複数の文化財をパッケージ化して(まとめて)、認定されます。


ストーリーの概要はこちら↓

 戦国時代、宣教師ルイス・フロイスをして“日本最大の海賊”と言わしめた「村上海賊」“Murakami KAIZOKU”。理不尽に船を襲い、金品を略奪する「海賊」(パイレーツ)とは対照的に、村上海賊は掟に従って航海の安全を保障し、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支える海上活動を生業とした。その本拠地「芸(げい)予(よ)諸島(しょとう)」には、活動拠点として築いた「海(うみ)城(じろ)」群など、海賊たちの記憶が色濃く残っている。尾道(おのみち)・今治(いまばり)をつなぐ芸予諸島をゆけば、急流が渦巻くこの地の利を活かし、中世の瀬戸内海航路を支配した村上海賊の生きた姿を現代において体感できる。


この日本遺産に認められた文化財は、今治市・尾道市の両市で42件。村上海賊の海城や、ゆかりのある神社やお寺、郷土料理などで構成されます。


例えばこちら↓


国指定史跡 能島城跡 (撮影:添畑薫氏 今治市宮窪町)


能島村上家伝来資料群 「猩々陣羽織」(村上水軍博物館)


県指定史跡 甘崎城跡(今治市上浦町)


県無形民俗文化財 椋浦の法楽踊り(因島)

日本遺産に認定されると、村上海賊に関わる歴史遺産のブランド強化が図られ、情報発信や人材育成、調査研究など、国からさまざまな財政的支援を受けながら、事業を行うことができます。

このブログでも少しずつ日本遺産について紹介していきたいと思います。


日本遺産に関連して、
村上水軍博物館では現在、企画展「海の覇者 村上武吉ヒストリー」を開催しています。
(8月21日まで)




日本遺産に認定されたストーリーの主人公とも言える、村上武吉の波瀾に満ちた生涯を、資料や写真で紹介します。

今回の目玉は、日本遺産の構成文化財でもある『光林寺文書』に収められた「村上武吉寄進状」です。今治市玉川町にある光林寺の寺宝を当館では初めてお借りし、特別公開いたしました。

なんと、この古文書には、これまで諸説があった村上武吉の生まれ年を解明するカギが隠されていたのです。その答えはぜひ実物で確認してください。

観覧無料です。ぜひご覧ください!



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2016年4月15日金曜日

島四国遍路がはじまったころの釣鐘


4月16日~18日の3日間は、島四国へんろ市。多くのお遍路さんが村上水軍博物館のある大島を訪れ、島四国八十八か所をめぐります。

これに合わせ当館では、島四国遍路がはじまったころの釣鐘を展示しています。
余所国(よそくに)地区にある四番札所、大日寺(無量寿庵)に伝わる釣鐘で、今治市指定文化財になるほど貴重なものですので、当館がお預かりをしています。

島四国遍路の開創は、文化4年。1807年です。
この釣鐘には、文化八年、つまり1811年の銘が刻まれています。


この釣鐘のことを、余所国の古老に聞きました。

多くの釣鐘が、第二次世界大戦時に供出され、軍事物資へと姿を変えていくなか、この釣鐘は、一度は供出したものの、地元の宝を手放したくない一心で、地域の人々が取り返した、と。


村上水軍博物館は遍路道に面しています。
ぜひお立ちよりいただき、200年の間地域の人々が守り抜いてきた釣鐘をご覧いただければ幸いです。

4月22日(金)まで公開中です。


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